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2024/5/17
【オンサイト型バイオガス化システム】ニチレイフーズ、食品残渣をエネルギー化するDaigasエナジー「D-Bioメタン」を関西工場に新規導入
ニチレイフーズは、大阪ガスの100%子会社のDaigasエナジーの提供するオンサイト(自社工場敷地内)型バイオガス化システム「D-Bioメタン」を、ニチレイフーズ関西工場に導入する。食品残渣をオンサイトでエネルギーに変換するシステムの導入は、ニチレイフーズでは国内初。両社では引き続き、2025年7月のエネルギーサービス開始を目指し、共同して取り組んでいく。
ニチレイグループでは、長期経営目標「2030年の姿」実現に向けた5つのグループ重要事項(マテリアリティ)の中に、「持続可能な食の調達と循環型社会の実現」および「気候変動への取り組み」を掲げている。また、重要事項それぞれの「2030年のありたい姿」に、「サーキュラーエコノミーの実現」および「長期CO2排出量目標※」を掲げている。
※2030年に国内・Scope1・2におけるCO2排出量を50%削減(2015年比)
このたび、生産にともなって発生する食品残渣を有効利用し、工場内でカーボンニュートラルな蒸気を循環利用することで低炭素化を実現すべく、Daigasエナジーの提供する「D-Bioメタン」を関西工場へ導入することを決定した。
関西工場では「D-Bioメタン」により、食品残渣をオンサイトで発酵させ、メタンガスを製造する。そのメタンガスを燃料としてバイオガスボイラを運転し、カーボンニュートラルな蒸気を作り出し、自社工場敷地内で循環させ、製造工程で再利用する。
食品残渣をメタン燃料化することで、関西工場で発生する動植物性残渣を20%程度減容することが可能となる。さらにカーボンニュートラルな蒸気の循環利用により、年間約40トンのCO2減効果を見込んでいる。
また、食品残渣の発酵を促進する際に使用する水は、関西工場の排水放流水を使用する。水資源を循環させ有効利用する事例は、「D-Bioメタン」の導入事例において初となる。
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