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2024/11/26
【カプロラクタム】ハイケム、住友化学から製造技術譲受。グローバルなライセンス活動を展開
ハイケムおよび住友化学は、住友化学が保有する気相法ベックマン転移によるカプロラクタム製造技術に関する知的財産をハイケムに譲渡する契約を締結した。ハイケムは、本技術の知的財産を継承し、中国を始めとする世界各地で本技術のライセンスを展開する予定。また、ライセンシーに対し、自社触媒工場による触媒の提供も予定している。
■気相法ベックマン転移によるカプロラクタム製造技術について
本技術はシクロヘキサノンオキシムを原料として、6ナイロンの原料であるカプロラクタムを製造する技術。本技術は世界で初めて商業運転された硫酸アンモニウムを副生しないプロセスであり、目的とするカプロラクタムのみを高品質で製造することができる。
■ハイケムのライセンス活動について
ハイケムは、日本と中国の化学品市場における深い技術的知見とマーケット開拓力に、自社の研究開発力と製造能力を掛け合わせることで、ライセンス事業を発展させてきた。特にSEG(R)(Syngas to Ethylene Glycol)技術と呼ばれる合成ガスからエチレングリコールを製造する技術については、中国を中心にマーケティング活動を展開し、総生産能力約1,000万トン/年、合計23件のライセンス契約を締結するなど、日本のコア技術の社会実装の実績も豊富。更に、中国・江蘇省南通市に自社触媒工場を、日本と中国に自社研究施設を保有しており、高品質な触媒の提供およびプロセスの改善・改良、スケールアップについて多数の実績を有している。
ハイケムは、今後も優れたマーケティング力と技術力をベースにライセンス活動をグローバルに展開し、日本の優れた技術を世界各地に展開し、社会実装を果たしていく。
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