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2023/12/26

【カーボンニュートラル】「出光カーボンオフセットfuel」に業界初、J-クレジットを活用したCO2オフセット燃料油」追加

 出光興産は、産業用燃料油として2023年7月から販売している「出光カーボンオフセット fuel」の商品ラインアップにJ-クレジット※1を付与した「出光カーボンオフセットfuel J(ジェイ)」を追加し、2023年12月21日から同社グループ会社で試験的に販売開始した。この試験販売により、同社はJ-クレジットの調達・運用を確認する。2024年3月からは、同社の系列特約販売店の全店で販売開始を予定している。
※1 省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量や、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認証するもの

J-クレジットを活用した出光カーボンオフセットfuelの仕組み
 ボランタリーカーボンクレジット※2を活用した既存商品「出光カーボンオフセットfuel」は発売以降、CO2削減対策に課題を抱える顧客やCSR活動に積極的に取り組むお客などに、利用いただいている。
 このたび、新たにラインアップに追加した「出光カーボンオフセットfuel J」は「出光カーボンオフセットfuel」と同様に燃料油を使用することで発生するCO2をオフセットできる。また、地球温暖化対策の推進に関する法律※3に基づく温室効果ガス排出量の算定・報告・公表制度に活用できる。これにより、国内の多くの顧客の脱炭素への取り組み・企業価値向上にいっそう貢献する。
※2 民間セクター・NGOなどによって発行されるクレジット
※3 2050年までのカーボンニュートラルの実現に向け、政策の継続性・予見性を高め、脱炭素に向けた取組・投資やイノベーションを加速させるとともに、地域の再生可能エネルギーを活用した脱炭素化の取組や企業の脱炭素経営の促進を図るための法律
 出光興産は2022年11月に発表した「中期経営計画(2023~2025年度)」において、下記3つの事業領域の社会実装を通じ、事業ポートフォリオ転換を推進することを表明した。
 本取り組みは上記3つの事業領域のうち「一歩先のエネルギー」の開発と社会実装に向けた取り組みと位置付けている。
 同社が現在事業化を検討しているバイオ混合燃料の使用時や脱炭素化への移行期においては、顧客が削減困難なCO2が生じる。同社はこの削減困難なCO2に対して、カーボンクレジットなど様々な手法を用いて脱炭素化に貢献する。

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