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2024/4/9

【CFP】ENEOS/ウェイストボックス/NTTデータ、石油製品別に可視化

 ENEOSウェイストボックスNTTデータは共同で製品別カーボンフットプリント(CFP、ここでは原材料調達から製造までの排出量)の可視化を実現し、ENEOSは石油化学品・機能材等の一部素材製品のCFPを2024年4月より提供開始する。CFPとは製品の原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでの間に排出される温室効果ガスをCO2に換算したもの。

  図1 CFPとは
図2:CFPを提供する石油化学品・機能材等
                      (例:パラキシレン製造装置とパラキシレンを使用した製品イメージ)

 本CFPの算定に当たっては、温室効果ガス排出量の算定の専門家であるウェイストボックスのレビューのもと各種ガイドライン※1を参照し、石油製品のCFP算定法を固め、NTTデータと共にCFP算定・管理システムを構築することで、より信頼性の高い数値となるよう取り組んできた※2。製油所で実際に取得されたデータを用いたCFP算定は、国内石油業界初。
 ENEOS、ウェイストボックス、NTTデータの3社は、本取り組みを通じて、カーボンニュートラル実現に貢献すると共に、ENEOSの顧客におけるScope3※3の把握や、バイオ原料導入による削減、クレジットによるオフセット製品導入等の取り組み加速に貢献していく。
※1 ISO14040、14044,14067,経済産業省「カーボンフットプリントガイドライン」
※2 2023年3月17日プレスリリース「国内石油業界初製品別CFP算定・組織単位でのGHG排出量管理システム構築の共同検討を開始
※3 スコープ1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
  スコープ2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
  スコープ3:スコープ1、2以外の事業者のサプライチェーンにおける間接排出

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