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2025/7/1

【ガス化ケミカルリサイクル】ローソン、レゾナック、エムシーファッションの3者、CVS業界初、使用済み店舗ユニフォームを炭酸ガスなどに変換し冷凍・冷蔵ケースの冷媒等に活用

 ローソンレゾナックエムシーファッションは、全国のローソン店舗で発生した使用済みユニフォームを、高温で分子レベルまで分解して炭酸ガスなどに変換し、冷凍・冷蔵ケースの冷媒などに使用する「ケミカルリサイクル」※1を開始した。使用済みの店舗ユニフォームを焼却処分せずに、“ガス化”によるケミカルリサイクルを実施するのは、コンビニエンスストア(CVS)業界では今回が初めて。
 ローソン店舗で使用しているユニフォームには、毎年、経年劣化や汚れ・破損などの理由で約1万枚の廃棄が発生しており、ユニフォームレンタル業者を通じて焼却処分をしている。
 今回、全国のローソン店舗で発生した使用済みユニフォームの一部(約3000枚・約900kg)について、エムシーファッションが持つ廃棄物処理に関する許可資格「広域認定制度」※2を活用し、神奈川県にあるレゾナック社の工場で「ケミカルリサイクル」を行う。ユニフォームの焼却処分を行わないことで、これまでの焼却処理と比較し、CO2排出量の約8割削減※3につながるとともに、約2000kgの炭酸ガスを生成することができる※3。新たに生成した炭酸ガスは、レゾナックを通じて市場に流通し、冷凍・冷蔵ケースの冷媒や、植物の温室栽培における光合成の原料などで活用される。
 日本ユニフォーム協議会によると、日本では、産業廃棄物としてのユニフォームが年間約7000万枚・約16万トン※4廃棄されている。使用済みユニフォームを焼却処分する際には、温室効果ガスの大気放出が発生するため、環境負荷の 低減が課題となっている。
 ローソン、レゾナック、エムシーファッションは、今後も、ローソン店舗で発生した使用済みユニフォームの“ケミカルリサイクル”を通じて、CO2排出量の削減をはかるとともに、循環型社会の実現を目指す。

今回の取り組み概要

※1 使用済みのプラスチック製品を化学的に分子レベルまで分解し、化学品原料として再生するリサイクル手法
※2 事業者等が、環境大臣の認定を受けて、廃棄物を広域的に回収し、製品原料等にリサイクル又は適正処理する制度。
※3 レゾナック社調べ
※4 日本ユニフォーム協議会における算出値

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