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2026/2/20
【グリーンイノベーション基金事業】NEDO、「次世代船舶の開発」で川崎重工業の「液化水素バンカリング自動化技術の開発」採択
NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、グリーンイノベーション基金事業の一環として、海上輸送の脱炭素化に必要不可欠な水素やアンモニアなどを燃料とする次世代船舶の社会実装を目指す「次世代船舶の開発」プロジェクトを進めているが、このたび、同プロジェクトの研究開発項目の1つである「水素燃料船の開発」について、新たに1件の研究テーマを採択した。同テーマでは、大型水素燃料船への安全かつ効率的な舶用水素燃料の供給および大型水素燃料船の社会実装に向けた環境整備を目的とした技術開発を行い、2030年以降のゼロエミッション船の普及を牽引する。
プロジェクトの背景
「次世代船舶の開発」プロジェクトでは、グリーン成長戦略の重点分野のうち「船舶産業」を支援対象としている。国際海運からは年間約7億トンの二酸化炭素(CO2)が排出されており、世界全体のCO2排出量の約2.1%を占めるとされている(2018年時点)。水素やアンモニアなどを燃料とする次世代船舶の商業運航を実現させれば海上輸送の脱炭素化に貢献できる。一方で、水素やアンモニアなどを燃料とするエンジンは技術的な課題が多く、世界的にも実用化されていない。
このような背景の下、NEDOは国土交通省が策定した「研究開発・社会実装計画※1」に基づき、このたび「次世代船舶の開発」プロジェクトで、新たに1件の研究テーマを採択した。
実施内容・採択テーマ
事業名:グリーンイノベーション基金事業/次世代船舶の開発/水素燃料船の開発/液化水素バンカリング自動化技術の開発
予算:NEDO支援規模 15.4億円(上限額)
期間:2025年度~2030年度(予定)
事業概要:大型水素燃料船の社会実装に向けて、他の次世代燃料に比べて極低温状態である液化水素のBOG(Boil Off Gas)※2を最小化しながら短時間に安全かつ効率的にバンカリング※3を行うための自動化技術を開発し、研究開発項目1で製造した水素燃料船を用いて実船実証を行う。
採択テーマ :液化水素バンカリング自動化技術の開発
実施予定先:川崎重工業株式会社
※1 研究開発・社会実装計画
グリーンイノベーション基金の適切かつ効率的な執行に向けて、国土交通省においてグリーンイノベーション基金で実施する本プロジェクトの内容を「研究開発・社会実装計画」として策定。
※2 BOG(Boil Off Gas)
外部からの入熱により気化したガスを指す。
※3 バンカリング
船舶に燃料を供給することを指す。
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