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2025/11/13
【ケミカルリサイクル】JFEエンジニアリングとJ&T環境、世界でも希少な廃棄物ガス化技術を用いたプロセス確立へ本格始動

JFEエンジニアリングとJ&T環境は、JFEエンジニアリングが保有する世界でも希少な廃棄物ガス化技術を用いた廃棄物ケミカルリサイクルプロセスの小型炉実証設備を完成させ、2025年11月12日に竣工式を執り行った。
この設備は、2024年2月にNEDOグリーンイノベーション基金事業「廃棄物・資源循環分野におけるカーボンニュートラル実現」に採択された、「ガス化改質と微生物を用いたエタノール製造による廃棄物ケミカルリサイクル技術の開発」[※1]のために、JFEスチール株式会社東日本製鉄所(千葉県千葉市)の敷地内に立地するJ&T環境千葉リサイクルセンター内に建設されたもの。
同実証試験では、廃棄物ケミカルリサイクル(WtC:Waste-to-Chemical)用途向けに最適化された新しい廃棄物ガス化技術、および精製合成ガス製造技術の確立を目指す。この廃棄物ケミカルリサイクルプロセスは、次世代の廃棄物処理技術として期待されている。C-PhoeniX Process® (シーフェニックス プロセス)と名付けたこの技術[※2]は、廃棄物発電(WtE:Waste-to-Energy)での焼却処理と同様、多様な廃棄物を安定的に処理することが可能。また、廃棄物処理に伴うCO2排出と、リサイクル用途先における化石由来原燃料を減らすことにより、CO2排出量を大幅に削減できる革新的なプロセス。このガス化技術により、廃棄物から水素(H2)と一酸化炭素(CO)を主成分とする精製合成ガスを安定的に製造することができます。生成されたガスはプラスチック原料や持続可能な航空燃料(SAF)[※3]の製造、さらには水素源として利用など、多様な用途での活用が可能。
今後、2025年12月より実証試験を開始、2026年6月に試験完了を予定している。同実証試験を通じ、同社グループは廃棄物処理分野のトップランナーとして、脱炭素社会を実現するため、廃棄物発電および廃棄物ケミカルリサイクルの両輪で次世代の廃棄物処理スキームを開発・確立し、2030年度までの社会実装を目指していく。

JFEエンジニアリング 取締役 専務執行役員 鮎川 将氏
千葉市環境局 局長 秋幡浩明氏
環境省環境再生・資源循環局廃棄物適正処理推進課 課長 杉本留三氏
NEDOサーキュラーエコノミー部 部長 福永茂和氏
JFEスチール 専務執行役員 東日本製鉄所長 永井 肇氏
J&T環境 代表取締役社長 長谷場洋之氏
JFEプラントエンジ 常務取締役 東日本事業所長 今村元己氏
■実証概要
| 建設地 | JFEスチール(株)東日本製鉄所(千葉県千葉市) J&T環境(株)千葉地区内 |
| 処理能力 | 20トン/日 |
| 期間 | ~2026年6月(予定) |
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