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2025/10/16

【コンプライアンス】大日本印刷とBSIグループのBSI PSJ、国際規格やガイドライン準拠の活動を支援するパートナー契約締結

 大日本印刷(DNP)は、ISOやIECなど国際標準化機関の英国代表メンバーであるBSI(British Standards Institution:英国規格協会)のグループ企業で情報セキュリティに関するコンサルティングやセキュリティ診断サービスを提供するBSI Professional Services Japan(BSI PSJ)とパートナー契約を締結した。DNPはBSI PSJと連携し、複数の規格・ガイドライン管理をデジタル運用へ移行する支援を開始し、企業における実効性の高いコンプライアンス体制の構築に貢献する。

両社が連携する導入支援サービス

複雑化するコンプライアンス活動が抱える課題
 企業が信頼性と競争力を維持するためには、業界特有の規格やガイドラインを遵守し、それに基づいた社内ポリシーを策定・維持・改善することが不可欠。一方で、重要インフラやサプライチェーンにおける情報セキュリティ対策の必要性が高まっており、国際規格や各国・地域で規格等の新規策定・改定が増えている。このため、企業では「規格やガイドラインの状況把握と内容分析」「活動にあてる人的リソースと業務時間の増加」「活動の属人化とノウハウ継承不備」といったコンプライアンス活動のマネジメント負荷が増大している。

DNPとBSI PSJによる課題解決への貢献
 両社はこのような課題を解決するために、企業のコンプライアンス活動を一元管理するプラットフォーム「eCAP」※1を活用した規格等への対応を効率的な運用へ移行する支援を行う。

特長とメリット
(1)BSI PSJの専門知見を適用
 BSI PSJの情報セキュリティに関する豊富なコンサルティング実績と知見を活かし、遵守すべき規格やガイドラインの要求事項を分析する。規格等の要求事項で重複する項目や企業の社内ポリシーとの整合性、具体的な管理策の統合などを行う。
(2)DNPによる実践的な導入支援
 DNPが自社のコンプライアンス活動を「eCAP」へ移行してきた実践的な経験と運用のノウハウに基づき、各社のスムーズな「eCAP」導入と運用定着を支援する。
(3)継続的な改善サイクルの実現
 両社の運用支援により、規格やガイドラインの改訂時、また監査対応時でも、社内ポリシーの見直しや整合性チェックの問題抽出が容易になるため、コンプライアンス改善活動の質が向上する。

「eCAP」の特長1:登録した複数の規格と社内ポリシーの整合性を可視化
「eCAP」の特長2:ダッシュボード機能により活動の進ちょくを可視化

今後の展開
 DNPは各種法令・規格・ガイドラインの遵守が求められる業界特有の知見が深い企業とも連携していく。また、DNPのAI技術で国際規格分析・データ構造化の自動生成など、サービスの進化を進め、幅広い業界のコンプライアンス活動強化に貢献する。
※1 プラットフォームサービス「eCAP」について
https://www.dnp.co.jp/biz/products/detail/20177364_4986.html
国際規格や業界ガイドラインに準拠したコンプライアンス活動を一元管理できるプラットフォームです。東欧ELEKS社※2が開発元。
※2 プラットフォームサービス提供元ELEKS社の日本法人とDNPの資本提携リリースについて
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10161764_1587.html

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