アーカイブ情報

2025/4/9

【サステナブル材料】BASF、持続可能な高性能材料ソリューションがKia EV3スタディカーに採用

・Kia EV3スタディカーは、ヒョンデグループ・キア社とBASFの協力で実現した3台目のコンセプトカー

 Hyundai Motor Group(ヒョンデ・モーター・グループ、以下ヒョンデグループ、本社:韓国ソウル)傘下のKia Corporation(キア・コーポレーション、以下キア社、本社:韓国ソウル)とBASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、今回で3台目となるコンセプトカー「Kia EV3スタディカー」を共同開発した。このコンセプトカーは、ヒョンデグループ・キア社の先進車両プラットフォーム部門であるマテリアルズ・リサーチ & エンジニアリングセンターと共同開発した実験モデルである。BASFの革新的で持続可能なパフォーマンス材料を使用したKia EV3スタディカーは、プラスチック、テキスタイル、タイヤ、スチールなどに持続可能な材料ソリューションを採用し、車両の性能、デザイン、機能性を高めるとともに、環境フットプリントの低減を実現する設計となっている。

 Kia EV3スタディカーには、さまざまな部品やコンポーネントにBASFの8種類のサステナブルな材料が採用されている。Cycled®& Biomass Balance(BMB)エンジニアリングプラスチック(Ultramid®およびUltradur®)、バイオベースのCycled®ポリウレタン(Elastoflex®)、スーパークリティカルフォーム(SCF)中のポリイソシアヌレート(PIR)Infinergy®(E-TPU)、バイオPU合成皮革(Haptex®)、水性バインダー(Acrodur®)などを使用することで、全体的なCO2排出量削減に貢献している。

 BASFパフォーマンスマテリアルズ事業本部アジア太平洋地域のシニア・バイスプレジデントであるアンディ・ポスルスウェイトは、次のように述べている。
「今回で3台目となるコンセプトカー(1)で、再びヒョンデグループと協力できる機会をいただき、大変うれしく思う。このプロジェクトは、自動車産業がより持続可能な取り組みに移行することを支援し、消費者とメーカー双方の多様化・高度化するニーズを満たす革新的なソリューションを提供するという、BASFの継続的な取り組みを実証するものである」

 キア社は、ソウルモビリティショー(4月3日〜13日)にてKia EV3スタディカーを発表する予定。Kia EV3スタディカーに採用された持続可能なソリューションは、2025年開催のPU TECH(4月9日〜11日)およびCHINAPLAS(4月15日〜18日)で展示される予定。

(1)これまでにヒョンデグループがBASFとの協力により開発したコンセプトカーは以下の通り
「RN30 コンセプトカー」は、モータースポーツにインスパイアされた外観と一連の革新的なテクノロジーを組み合わせた高性能車であり、2016年に発表された。BASFの先進材料は、このコンセプトカーのデザインの柔軟性だけでなく、軽量構造と耐久性にも貢献し、性能や安全性、効率性を高めた
https://www.basf.com/jp/ja/media/news-releases/global/2016/10/p-16-333

2010年に発表された「i-flow コンセプトカー」は、自動車デザインとサステナビリティに対する先駆的なアプローチを象徴するものであった。BASFは軽量プラスチック、革新的なコーティング剤、エネルギー効率の高いソリューションを提供し、i-flowを持続可能な自動車デザインのモデルとするうえで極めて重要な役割を果たした。
https://www.hyundainews.com/en-us/releases/162

カテゴリー
news
コンバーティングニュース

PAGE TOP