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2024/7/26

【サプライチェーンリスク管理クラウドサービス】大日本印刷、「Resilire」を導入

 Resilireは、同社が開発・提供するサプライチェーンリスク管理クラウドサービス「Resilire(レジリア)」を、大日本印刷(DNP)が導入したことを明らかにした。
 自然災害の増加、地政学リスク等によりサプライチェーンの供給寸断リスクが高まっている。また、サプライチェーンの拡大にともない、人権・労働、汚職・腐敗等の社会問題や、気候変動をはじめとした環境問題など、サプライチェーン全体のリスクをとらえることが必要となっている。今回DNPは「Resilire」を導入することで、サプライチェーンのリスクを常に見通し、災害等の発生時にも迅速に回復する強靭な力としてのレジリエンスを高め、持続可能な調達を実現する。これにより、DNPの顧客企業等の事業活動や生活者の暮らしの維持・発展などに貢献していく。
 Resilireのデータベース機能を使い、DNP社内のサプライチェーンデータを整備したうえで、順次サプライヤー様へも展開し、サプライチェーンデータの連携を強化していく。サプライチェーンデータの連携を行うことによって、サプライチェーン上の潜在的なリスクを可視化し予防を推進していくことに加え、災害や地政学等リスク発生時のサプライヤー間での状況把握を効率化する。自社だけでなく、サプライヤーも巻き込むことで、共にサプライチェーン全体のトレーサビリティおよびリスク低減に貢献していく。
 将来的には、人権デューデリジェンス、GHG排出量、紛争鉱物調査等、サステナビリティ関連のデータ連携も視野に取り組みを加速させていく。
■Resilireについて
 Resilireは「データでサプライチェーンをアップデートする」というミッションのもと、サプライチェーンリスク管理サービス「Resilire(レジリア)」を研究・開発している。多くの製造業では、サプライチェーンがブラックボックス化している。直接取引をしていない上流のサプライヤーの情報を取得するのは難しく、これが安定供給の大きな障壁となっている。Resilireは、サプライチェーンの可視化を進めるクラウドサービスにより、ユーザーの安定供給体制の構築を支援していく。

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