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2024/3/14

【スターチレスグミ製造システム】シンテゴンテクノロジーの「NutraFlash」、ワールドコンフェクショナリーアワード受賞

 イギリスで開催されたワールドコンフェクショナリーカンファレンスにおいて、シンテゴンテクノロジーのスターチを使用しないグミ製造ラインシステム「NutraFlash(ニュートラ・フラッシュ)」が最優秀機器イノベーション賞を受賞した。

 グミ製造では、グミ生地の製造、成型、乾燥の工程がそれぞれ独立しているが、各機能をシームレスにつなげることで、オールインワンのシステムを実現したことが受賞のポイントとなった。
 さらに、ニュートラ・フラッシュでは、乾燥工程に代わり冷却による凝固を採用した。一般的な乾燥工程では、1日~数日間を要するため、大規模な乾燥室が必要だが、冷却により約1時間で凝固させることで大幅なエネルギーの削減を実現した。
 スターチを使ったグミ製造では、大規模な乾燥室、スターチのハンドリング技術や経験値が必要であったが、ニュートラ・フラッシュにより参入障壁が低くなり、新たにグミ製造を検討しているサプリメントメーカー、菓子メーカーには適したソリューションとなる。
■シンテゴンテクノロジーについて
 シンテゴンテクノロジーは、グローバルに事業展開するプロセス・包装機械のリーディングサプライヤー。本社をヴァイブリンゲン(ドイツ)に構え、160年にわたり、医薬品および食品分野における技術を中心に事業を展開。シンテゴンは、世界15カ国以上で30を超える拠点を構え、従業員数は合計5,800名に上る。単体機から一貫したライン設備、アフターサービスを含め、インテリジェントかつサステナブルな技術を提供している。また、医薬品産業向けには、液剤および固形剤の製造ライン(製剤、充填、検査、2次包装など)を対象に機械やソリューションを提供し、食品業界向けには、製菓用プロセス技術をはじめ、ドライフーズ(バー菓子、焼成菓子、コーヒーなど)、冷凍食品、乳製品を対象とした包装ソリューションなど、幅広い製品、サービスを提供している。
 シンテゴンテクノロジー(日本)は、1982年に設立。日本の医薬品・食品市場向けに自社製の国産機や輸入機の販売をはじめ、包装資材、バリデーション、総合的なサービス等顧客要望に応じて幅広く提供している。2022年に、日本法人は設立40年を迎えた。

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