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2025/2/12
【ステンレス箔】日本金属、圧延技術で新たな価値を共創する広幅箔の拡販を強化
日本金属は、自動車関連、電池関連、半導体関連等の市場向けに、独自技術で板厚0.1mm未満のステンレス箔を生産している。同社のステンレス箔は、高精度に加えて広幅、大単重を特長としており、ユーザーの生産性向上や歩留り向上、工程削減にも貢献する。また、光沢肌“BS:Bright Surface”と白肌“WS:White Surface”の2種類の表面肌を拡販強化製品としてラインナップしており、表面肌での意匠や機能へのニーズにも対応する。

日本金属の広幅箔
■鋼種:SUS304、301、430等すべての鋼種
■基材:ばね材、TA材、BA材
■仕上:BS(光沢肌)、WS(白肌)
各基材についてBS、WS仕上が可能
上記以外の仕上については同社へ問い合わせ
■特長
① 広幅:最大600mm幅
② 高精度:板厚長手バラツキ最小±1μm
③ 単重:最大 0.5kg/mm
④ 最薄:0.02mm

●用途例
当社のステンレス箔の特長として、広幅箔を手掛けている事が挙げられる。用途としては、車載等にも使用される面状発熱体やFPC補強板、電子機器に使用されるメタルマスク等があり、フィルム等を張り付けた複合材として用いられいる。特に30μm以下で600mm近い幅で生産する素材メーカは少なく、加工歩留や生産性向上に貢献している。

●表面肌

表面肌については、用途によって様々な要求に対応している。
タクトスイッチ用途では、繰り返し使用される際、表面の微小な凹凸により割れの発生が懸念される。その場合、表面を平滑にした光沢肌(BS 仕上)を推奨し、耐久性向上に貢献している。
2次電池外装やコネクター用途では、逆に表面を粗した白肌(WS 仕上)を推奨し、接着剤との密着性(二次電池外装)や製品表面のレーザ刻印の視認性(コネクター)を向上する事に貢献している。

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