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2025/11/18

【スナゴケを塗料に】日研、石油の代わりにコケを塗る日本初の植物塗料「コケヌル」発売

 神奈川県の塗料メーカー・日研は、生きた国産スナゴケを原料にした植物塗料「コケヌル」を2025年11月28日(金)よりAmazon(予定)およびECサイト、12月1日(月)より東京・青山のカフェ&ギャラリー「Telling Cafe & Gallery」にて販売を開始する。コケヌルは成分のおよそ50%を生きたコケとした新しい塗料で、金属や木材、プラスチックなど、あらゆる素材にコケの質感を加えることができる。
※同社調べ。日本国内で、生きたコケを原料とした塗料として特許出願中

 同社は1980年の創業以来、建築や工業分野向けに200種類を超える塗料を開発・販売してきた、塗料づくりのスペシャリスト。

 そんな日研が今回初めて一般消費者向けに開発したのが、生きたコケを原料にした植物塗料「コケヌル」。この塗料は、「いつか尽きるものではなく、200年後も残る塗料をつくりたい」といった思いから開発がスタートした。一般的な塗料が石油由来の樹脂を原料としているのに対し、コケヌルの原料は約50%が日本で栽培されている生きたスナゴケである。

 コケヌルは、金属、木材、紙、モルタル、プラスチック等のさまざまな素材に活用でき、塗るだけで本物の生きたコケをまとわせることができる。流木や石に塗ってリアルなコケの質感を表現したり、植木鉢や瓶を彩ったり。雑貨や模型の仕上げはもちろん、インテリアやアート、DIYなど、コケヌルの使い方は自由自在。これまでの塗料では難しかったリアルなコケの表現に、気軽に挑戦できる。

 コケヌルは、2025年11月28日(金)よりAmazonおよびECサイト、12月1日(月)より東京・青山のカフェ&ギャラリー「Telling Cafe & Gallery」にて販売を開始する。

 カラーは緑、黄緑、青緑の3色展開。当社は本製品を通して、ものづくりの楽しさを広げていくとともに、持続可能な塗料の未来を切り開いていく考えだ。

商品概要

商品名:コケヌル

発売日:2025年11月28日(金)

価格:30g|2,580円(税込)、200g|5,980円(税込)

内容量:30g(塗布目安:約100㎠)、200g(塗布目安:A4サイズ程度)

カラー展開:緑、黄緑、青緑

成分:国産スナゴケ、水性樹脂

販路:

・11/28〜|Amazon(予定)

・11/28〜|ECサイト(未来建築研究所:https://mkk-portal.com/products/

・12/1~|Telling Cafe & Gallery(東京都港区北青山1丁目4−5 Vort青山一丁目Dual's 1F 2F)

コケヌル公式ホームページ:https://nikken-k.org/kokenul/

 

コケヌルのポイント

1.生きたコケが原料の、日本初の植物塗料

構想から約3年、数えきれないほどの試作を重ねて、ついに完成した「コケヌル」。原料のおよそ50%は、日本のコケ農家が栽培した本物の生きたコケ。石油資源に乏しい日本でも、継続的に生産を続けることができるサステナブルペイントである。

2.本物のコケならではの、リアルな質感

コケヌルを丸めて小さなコケ玉をつくったり、植木鉢や瓶を彩ったり。雑貨や模型の仕上げはもちろん、インテリアやアート、DIYなど、自由な発想で新たな表現を探求できる。

3.水性・低臭で安心、室内でも使いやすい

コケヌルは水性・低臭タイプのため、室内でも安心して使える。手で塗ることができるので、塗る時間も楽しみの1つ。あらゆる年代が楽しく使えるよう設計されており、子どもとの工作などにも活用できる。

コケヌルの使い方

コケヌルの塗布例

STEP1:塗りたいものの表面をきれいに拭く

STEP2:塗る直前に、B塗料のボトルをよく振る

STEP3:AコケパックにB塗料を注ぎ入れる

STEP4:パックのチャックを閉めて、よく揉んで混ぜる。混ぜたら半日以内に使用する

STEP5:手袋を装着して塗る。コテやピンセットを使うこともできる

STEP6:3日以上乾燥させる。乾燥中は他のものに接触しないよう注意する

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コンバーティングプロダクツ&テクノロジー

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