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2025/8/18

【セラミックコンデンサ】村田製作所、1005Mサイズで静電容量47µFの量産開始

 村田製作所は、1005Mサイズ(1.0×0.5mm)において最大となる静電容量47µFの積層セラミックコンデンサを世界で初めて量産開始した。
※同社調べ。2025年7月9日時点

 近年、AIサーバーを含むデータセンターで使用される高性能IT機器の普及が急速に進んでいる。これらの機器には多くの部品が搭載されることから、限られた回路基板内での効率的な部品配置が求められている。そのためコンデンサにおいては、小型化と大容量化が求められると同時に、回路基板やICの発熱に伴う高温環境下でも使用可能な高信頼性へのニーズも高まっている。

 そこで同社は、独自のセラミック素子および内部電極の薄層化技術の確立により、1005Mサイズにおいて最大となる静電容量47µFの同製品を世界で初めて量産開始した。同製品は、同じ47µFの静電容量を持つ同社従来製品(1608Mサイズ)に比べて実装面積を約60%削減した。また、同じ1005Mサイズの同社従来製品(22µF)と比べて約2.1倍の静電容量を実現している。さらに、最大105℃の高温環境下でも使用可能なため、IC近傍にコンデンサを配置でき、顧客の製品・機器の性能向上に貢献する。

 同社は、今後も積層セラミックコンデンサの小型化や静電容量の拡大、高温保証対応を進め、市場ニーズに対応したラインアップの拡充に取り組み、電子機器の小型化・高性能化・多機能化に貢献していく。また、電子部品の小型化を通じて、使用する部資材の削減や、個数当たりの生産効率向上による同社工場の電力使用量削減など、環境負荷低減にも貢献していく。

主な特長
・1005Mサイズで静電容量47µFの積層セラミックコンデンサの量産を世界で初めて開始
・最大105℃の高温環境下でも使用可能なため、IC近傍にコンデンサを配置可能
・AIサーバーを含むデータセンターで使用される高性能IT機器などの民生機器で使用可能

主な仕様

製品名GRM158C80E476ME01GRM158R60E476ME01
サイズ(L×W×T)1.0mm×0.5mm×0.8mm
静電容量47µF
静電容量許容差±20%
使用温度範囲-55~105℃-55~85℃
温度特性X6S (EIA)X5R (EIA)
定格電圧2.5Vdc

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コンバーティングニュース

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