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2025/10/14
【セラミックセパレーター】村田製作所とQuantumScape、製造に関する共同開発契約を締結
村田製作所と、QuantumScape Corporationは、QuantumScapeの固体電池に用いられるセラミックセパレーター※1の量産化に向けた共同開発契約を締結した。
両社は2025年2月より、セラミックフィルムの量産化に向けた協業の検討を進めてきた。
その中で、村田製作所が有する、セラミックス材料の調合・シート成形・焼成に関する技術を、QuantumScapeのセラミックセパレーターの量産化に応用しうる可能性を確認した。これを受け、両社は共同開発段階に進み、今後、セラミックセパレーターの量産化の検討、および商業化に向けたビジネスモデルの検討を進めていく。
※1 セラミックセパレーター:セラミックフィルムの焼成後の製品
村田製作所代表取締役社長の中島規巨氏は、次のように述べている。
「これまで進めてきたQuantumScapeとの協業検討が、共同開発契約という新たな段階へ進んだことを嬉しく思います。今後、村田製作所が得意とするセラミックス技術を活用して、QuantumScapeの固体電池の量産化に貢献していきます」
QuantumScape CEOのDr. Siva Sivaram氏は次のように述べている。
「当社のセラミックセパレーターの量産を推進するにあたり、世界的なセラミックメーカーである村田製作所との協業を継続できることを大変光栄に感じております。村田製作所とのパートナーシップは、QuantumScapeの固体電池技術の商業化を支える、強固でグローバルなサプライヤー・エコシステムの構築において、極めて重要な役割を果たしています」
■QuantumScapeについて
CEO:Siva Sivaram
所在地:1730 Technology Drive San Jose, California 95110, US.
事業内容:電気自動車向けの次世代固体リチウム金属電池※2技術の開発
る
※2 固体リチウム金属電池:固体リチウム金属電池は、ポリマーセパレーターを固体セパレーターに置き換えた設計。これにより、従来型負極よりもエネルギー密度が高いリチウム金属負極を使用できるため、同じ容積内により多くのエネルギーを蓄えることが可能になる
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