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2024/1/27

【セルロース樹脂複合ペレット】TENTOK、微細化セルロースから複合樹脂ペレットまでを自社一貫生産。ガラス繊維強化樹脂の代替としてモビリティ用途での社会実装を目指す。「nano tech 2024」に出展

 TENTOKは、セルロース樹脂複合ペレットの開発を進めるため、2022年に経済産業省の「成長型中小企業等研究開発支援事業」(Go-Tech事業)の採択を受け、補助金を活用して二軸混練機を導入し、ミクロセルロースファイバーの製造からペレット化までの一貫生産体制を構築した。2024年1月31日~2月2日に開催される「nano tech 2024」(東京ビッグサイト)において、富士市CNFプラットフォームブース内(東5ホール小間5V-09)に出展する。
 TENTOK(旧・天間特殊製紙、2023年12月1日より社名変更)は、植物由来のミクロセルロースファイバーと石油由来樹脂を混練した環境配慮型の複合ペレットの開発を進めるため、二軸混練押出機を導入した。

 導入した装置は、小型の同方向回転二軸混練押出機(芝浦機械製)であり、フル生産で約10トン/月の生産能力を有す。
 静岡県産業振興財団(事業管理団体)の下、静岡大学グローバル共創科学部(青木憲治准教授)とモビリティ、家電等、樹脂成形品を取り扱う業界に向けて、セルロース樹脂複合ペレットの共同開発を行っている。
 同社は、2016年にミクロセルロースファイバーの量産設備を導入し、その原料と化学合成繊維の混合シート「フィブリメルト®」は、2022年に富士市のCNFブランド認定品として、認定を受けている。
 このミクロセルロースファイバーと石油由来樹脂との複合ペレットには、「フィブリメルト®」の技術を活用している。
 今回、新たに二軸混練押出機を導入したことで、ミクロセルロースファイバーから、複合樹脂ペレットまでを同社内において、一貫で生産できる体制を構築した。

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