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2026/3/23

【ゼオライト】POLASTECH、シードラウンドの資金調達を実施

 AHP(吸着ヒートポンプ)および高機能ゼオライト「AQSOA」の開発・量産・販売を行うPOLASTECHは、シードラウンドにおいて、UMIベンチャーズおよび三菱ケミカルを引受先とするJ-KISS型新株予約権の発行により、資金調達を実施した。

AQSOA写真
Absorb Heat Pump(AHP)イメージ

■事業背景・ターゲット市場

 同社は「2050年に『排熱』のない社会を実現します」としている。

 POLASTECHは、データセンターおよび産業分野における冷却エネルギーの革新を目指すディープテック企業です。同社の吸着ヒートポンプ技術は、これまで捨てられてきた低温排熱を活用し、電力消費とCO₂排出を同時に大幅に削減する。実証済みの技術を基盤に、排熱利用の社会実装を加速している。

 同社は三菱ケミカルが保有してきた高性能ゼオライト「AQSOA」およびAHP関連技術を戦略的に承継し、その社会実装を加速するためにカーブアウトにより設立された。 AQSOAを中核材料とする吸着ヒートポンプ(AHP)を主力事業とし、生成AI時代に拡大するデータセンターの排熱問題を解決する次世代冷却ソリューションの開発・展開を進めている。

 生成AIやクラウド需要の拡大により、データセンターの電力消費は急増しています。特に、サーバーから発生する50~60℃の低温排熱は十分に活用されておらず、冷却電 力の増大やPUE(Power Usage Effectiveness)改善の阻害要因となっている。

 POLASTECHのAHPシステムは、この低温排熱を直接エネルギー源として活用できる点が最大の特長。従来の電力依存型冷却方式とは異なり、排熱そのものを駆動源として冷熱へ転換することで、

  • 冷却電力の削減
  • PUEの改善
  • 排熱の再資源化
  • 脱炭素経営への貢献

を同時に実現する。

 さらに、近年台頭する液冷・液浸冷却方式とのハイブリッド構成にも適用可能であり、データセンター全体のエネルギー効率をさらに高めるソリューションとして展開を進めている。

 今後、国内外のデータセンター事業者、設計会社、設備メーカー、エネルギー事業者との実証・共同開発を加速し、幅広いパートナーとの連携を推進していく。

■ 資金調達の目的

 今回調達した資金は、以下の用途に充当する。

  • AQSOAの量産体制構築
  • データセンター向けAHPシステムの開発
  • 実証試験およびPoC拡大
  • 国内外の事業開発・組織体制強化
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