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2025/5/27

【ダイカストマシン】芝浦機械、カーボンニュートラルの実現へ向けた高生産・環境負荷低減型「DC850R2-M」開発

 芝浦機械は、トータル制御システム「TOSCAST-999」を搭載した高生産・環境負荷低減型新型ダイカストマシン「DC-R2シリーズ」のラインアップに、新たに850トンの型締力を有する「DC850R2-M」を追加した。

DC850R2-M

 DC-R2シリーズの主な特長である「新3Sコンセプト」は次の通り。
(1)型締力アップによる生産の効率化(Save Time)
 本シリーズは250トンから850トンまでの計5種類の型締力をラインアップ。従来機種より型締力を向上(400トンと850トンの2機種)させることにより厚肉・薄肉を問わず多様な製品で安定した成形が可能になり、品質向上とリードタイムを短縮する。
(2)大型タッチパネルによる操作性向上(Save Work Force)
 新制御装置「TOSCAST-999」を標準搭載し、19インチの大型タッチパネルを採用。2画面同時表示や多言語表示、ユーザ管理機能などを備えており、オペレーターの負荷を軽減しながら効率的な生産管理をサポート。
 さらに、PDFマニュアルや画像ファイルを直接呼び出せるドキュメント機能を活用することで、現場での段取りやトラブル時の対応をスピーディに行える。
(3)電動型締機構による省エネ化(Save The Earth)
 電動型締機構による環境負荷低減。電動型締めによりショックレス動作、繰り返し精度の向上を図れる。型締駆動に作動油を使用しないため、油漏れリスクの低減やメンテナンス性向上に加え、型締動作と中子入り等の動作を同時に行うことができ、動作がラップすることでサイクルタイムの短縮にも貢献する。
 さらに、油圧式トグル機構とは異なり、型開限位置だけでなく任意の中間位置で可動金型を正確に停止できるため、型寄せスプレイ動作による離型剤塗布など多様なプロセスに柔軟に対応し、サイクルタイムの短縮、生産性向上を実現する。
※電動型締機構標準搭載の機種「DC850R2-EM」型ダイカストマシンは2025年12月から販売開始予定。
 導入メリットは次の通り。
 Save Time:不良率の削減やサイクルアップで生産リードタイムを短縮
 Save Work Force:直感的に操作できる大画面と情報活用で作業効率を向上
 Save The Earth:消費電力量を抑え、環境負荷の軽減に貢献
 本機は、2025年6月4日~6日まで芝浦機械沼津工場・御殿場工場で開催される「第19回 芝浦機械グループソリューションフェア2025」において披露される。

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コンバーティングプロダクツ&テクノロジー

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