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2025/10/22
【チューブパウチ】TOPPAN、遮光性のある「チューブなパウチ」を開発
TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPANは、2020年4月にチューブの使いやすさとパウチの絞り出しやすさを合体させた「チューブなパウチ」を販売開始し、プラスチック使用量やCO₂排出量を削減できる環境配慮パッケージとして提供している。
このたび「チューブなパウチ」のラインナップを拡充し、新たに遮光タイプを開発しました。2025年10月22日より販売を開始した。これにより、光による劣化を抑える必要のある化粧品や薬品などの内容物でも「チューブなパウチ」を利用することが可能になった。
同製品は提供開始に先立って、花王の化粧品「キュレル 潤浸保湿 フェイスクリーム つめかえ用」に採用され、2025年10月11日より一般販売を開始している。クリームのような粘度のある液体でも残液がほとんどなく、本体のジャー容器への詰め替えが可能。
なお同製品は、2025年11月12日(水)から14日(金)まで開催される「第5回 サステナブル マテリアル展(SUSMA)」 (会場:幕張メッセ)のTOPPANブース(4ホール 小間番号22-50)にて展示される。

■ 開発の背景
持続可能な社会の実現に向けた世界的な機運の高まりを受け、環境負荷を低減するパッケージに注目が集まっている。日本では2022年にプラスチック資源循環促進法が施行されるほか、EUで2030年までにすべての包材を再利用・リサイクル可能にする目標が掲げられるなど、各国が包装廃棄物の資源循環に取り組み始めている。
そこでTOPPANは循環型社会実現への貢献を目指し、パッケージを起点としたサステナブルブランド「SMARTS(スマーツ)」を立ち上げ、市場からの要求品質に応え環境適性を高めたサステナブルパッケージの開発を行っている。その一環として、2020年4月にはチューブの使いやすさとパウチの絞り出しやすさを合体させた「チューブなパウチ」を販売開始し、様々な食品や化粧品などの環境配慮パッケージとして提供している。
しかし、従来の透明な「チューブなパウチ」を利用する際、内容物によっては光が当たると成分の分解や劣化、酸化、変色など、保存性が低下する場合もあるため、これまでは外箱を用いることなどで遮光性を保持していた。
そこで今回、TOPPANは光による劣化を防ぐ「チューブなパウチ」の遮光タイプを開発しました。環境に配慮しながら内容物の品質保持にも貢献する。
■ 製品の特長
・光による劣化を抑え、内容物の品質を保持
「チューブなパウチ」の遮光タイプは、アルミ蒸着フィルムを用いることで高い遮光性を保持し、外箱なしで光による劣化を防ぐことが可能。成分の分解や劣化、酸化、変色などを防ぎ、内容物の品質保持に貢献する。
・最適な溶着方法により、安定した製品品質を保持
TOPPANがこれまで培ってきた溶着技術(※1)と量産ノウハウを活用し、遮光性を実現する蒸着層にダメージを与えない最適な溶着方法を新たに開発しました。これにより、光の入射を抑えることができ、内容物の劣化を防ぎます。
・胴体が薄く中身を絞りやすい、かつプラスチック樹脂の使用量を30%削減
「チューブなパウチ」シリーズは胴体フィルムの厚みが薄く、封筒状に折り畳む加工を施すことで、胴体を握った時の弾力を軽減し、容易に中身を絞ることが可能。さらに注出口のプラスチックパーツを水平に設計することで、同社従来のラミネートチューブと比較して内容物を最後まで絞りやすくなっている。
また、胴体フィルムの厚みを薄くすることで、同社従来のラミネートチューブと比較してプラスチック樹脂の使用量を30%以上削減できる。

■ 今後の目標
同社は今後も「チューブなパウチ」をトイレタリー・医薬・食品分野などに提供し、関連受注を含め2027年までに10億円の売り上げを目指す。また、環境配慮パッケージを通して持続可能な社会の実現に貢献していく。
※1 溶着技術:熱可塑性プラスチックや非鉄金属などの素材を、加熱・加圧・保冷などを通して接合する加工技術
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