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2024/1/16

【デスクトップ加工機】ローランドDG、小型UVプリンターとDirect To Filmプリンターを追加

　ローランド ディー.ジー.は、VersaSTUDIO（バーサスタジオ）シリーズの新製品として、シリーズ初となるフラットベッドタイプのUVプリンター「BD-8」と、アパレルグッズ市場で大きな注目を集めているDTF（Direct To Film）転写方式のプリンター「BY-20」を発売する。

　同社では、コンパクトで使いやすく、導入しやすい価格のバラエティに富んだデスクトップ製品群を「VersaSTUDIO」というブランドで展開しており、インクジェットプリンターをはじめ、カッティングマシン、彫刻機、メタルプリンター、レーザー箔転写機など多種多彩なソリューションを提供している。今回新たに2つの新製品を加えることで、さらなるラインナップ強化を図る。
　BD-8は、さまざまな形状や材質のアイテムに高精細なダイレクト印刷が可能なUVプリンター。最大A5サイズ、高さ102mmまでの形状に対応し、オプション品の回転軸治具を使用すれば、ボトルや口紅など、円筒状のものにも印刷可能。さらに、専用のEUV5インクは、布や革などの柔らかいものから木材や各種プラスチックなどの硬いものにまで対応。材料への密着性を高めるプライマーインクを使用すれば、ガラスや金属にも印刷できる。スマートフォンケースや文房具、コスメアイテムなど付加価値の高い豊富なアイテムをこの1台で簡単に製作することができる。
　BY-20は、アパレルグッズ製作のデザイン性や効率性を向上させるDTF転写方式の水性プリンター。専用のフィルムへの印刷後、ホットメルトパウダーを塗布して熱溶解すれば、あとはフィルムごと布地に重ね、熱プレスするだけのプロセスで、オリジナルTシャツやスポーツウェアなどが製作可能。複雑なデザインの装飾でも簡単に行うことができる。対応素材は、綿に加えて、ポリエステル、綿ポリ、デニム、ナイロン、レイヨンなど幅広く、濃・淡いずれの色素材への転写が可能。コンパクトながらも、意匠性の高いアパレルグッズを美しく、スピーディに製作できる優れた印刷品質と生産性を兼ね備えた1台。
　両製品ともに、同社ハイエンドモデルのプリンターと同じプリントヘッドを搭載し、顧客の用途に最適な各種印刷モードも用意し、誰でも簡単にプロ品質の印刷結果を得ることができる。ユーザビリティも徹底的に追求。プリンター本体は、電源ボタンのみのシンプルな設計で、その他の操作はすべて、付属のユーティリティソフトウェアで設定可能。視認性が高く、直感的に使いたい項目に素早くアクセスでき、快適な出力業務をサポートする。また、簡単な操作性でデザイン制作から出力までを行える「FlexiDESIGNER VersaSTUDIO Edition」も標準付属しており、導入後すぐに思い通りのアイテムを製作することができる。さらに、クラウドベースのサービス「Roland DG Connect」にも対応。エラーが発生した際のより的確なサポートやプリンターの稼働状況の可視化などが可能になり、安心して利用できる。
　このように、豊富な機能や必要なデザインソフトウェア、出力ソフトウェアを標準付属しながらも、初めての方にも導入しやすい価格を実現。万が一に備えての安心のメーカー保証や保守契約なども充実。
　グローバルセールス＆マーケティング本部のTony Miller 本部長は、「“Get Started（さぁ、始めよう）”をブランドメッセージに展開するVersaSTUDIOに、BD-8とBY-20が加わったことで、オリジナルグッズの製作・販売や、店頭での加飾サービス、STEAM教育など、さまざまな場面で、お客様のクリエイティブやビジネスの可能性がさらに広がっていくと確信しています。今後も、VersaSTUDIOシリーズを拡張していくことで、多様化するニーズにお応えし、世界中の人々の新たなチャレンジを支援してまいります」と述べている。

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