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2025/9/9

【バイオプラスチック】VASUジャパン、環境に配慮した樹脂を使ったボトル成形に成功

 VASUジャパン日精エー・エス・ビー機械は、日精エー・エス・ビー機械のプラスチックボトル生産機を用いて、VASUジャパンが提供するバイオプラスチック樹脂のボトル成形に成功した。

 今回の試作には、日精エー・エス・ビー機械のベストセラーモデルである「ASB-12M」が使用された。同機は、小型細口容器から広口容器まで、世界中で幅広い用途に利用されている。

 ボトル成形に成功したバイオプラスチック樹脂は以下の2種類。

成形されたボトル 左:VS-60-2-P1製 右:VS-90-2-A4製

VS-60-2-P1
PP(ポリプロピレン)にスターチなどをコンパウンドしたバイオマスプラスチック樹脂。CO2排出量の削減に貢献する。

VS-90-2-A4
PLA(ポリ乳酸)などで構成される生分解性プラスチック樹脂。使用後に自然環境で分解されるため、プラスチックごみ問題の解決に貢献する。

ASB-12M
バイオプラスチック樹脂

 これまで、バイオプラスチックの成形は、石油由来プラスチック向けの設備では難しいとされていた。しかし、樹脂と生産機の双方の技術革新により、多くの企業が新たな設備投資を行うことなく、既存の生産設備でバイオプラスチック成形の導入を検討できることになった。

 多種多様な業種で環境対応への取り組みが加速する中、同技術は持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となる。両社は今後も協力し、環境配慮型ボトルの普及を生産面からサポートしていく。

■背景

 日本を含め、世界各国において、地球環境保護の取り組みが加速しています。その中でもプラスチック製品は、焼却処分時に温室効果ガスであるCO2が発生することから、使用を抑制して代替え素材への切り替え検討が進んでいる。バイオプラスチックはまだ新しい素材であるため、石油由来プラスチックと比べて成形が難しいとされていたが、今回の取り組みによって、さまざまな企業における環境配慮型ボトル導入の実現性を高めることができた。

■ VASUジャパンについて

会社名:VASUジャパン株式会社

代表者:代表取締役社長 安藤 志郎

設立:2019年

所在地:東京都港区赤坂3-1-16 BIビル702

事業内容:香港に拠点を置くVASU Networks社が開発および製造するバイオプラスチック素材の販売

VASUジャパンウェブサイト: https://www.vasu.tokyo

 

■ 日精エー・エス・ビー機械について

会社名:日精エー・エス・ビー機械株式会社

代表者:代表取締役社長 藤原 誠

設立:1978年

所在地:長野県小諸市甲4586番地3

事業内容:PETボトルなど、プラスチックボトルの生産機「ストレッチブロー成形機」、金型、付属機器、部品の企画・開発・製造および販売

日精エー・エス・ビー機械ウェブサイト: https://www.nisseiasb.co.jp

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コンバーティングニュース

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