アーカイブ情報

2025/10/10

【バイオマスバランス】BASF、アジア太平洋地域で初となる3-(ジメチルアミノ) プロピルアミンをGalaxy Surfactantsに納入

 BASFはこのたび、バイオマスバランスのBMBCertTM 3-(ジメチルアミノ)プロピルアミン(DMAPA)のアジア太平洋地域における初出荷分を、ビューティ、ホームケア、ウェルネス市場向けの特殊ケア原料および機能性原料の主要メーカーであるGalaxy Surfactants Ltd.(本社:インド マハラシュトラ州ナヴィムンバイ、以下Galaxy Surfactants)に納入した。Galaxy Surfactantsは、BASFのBMBCertTM DMAPAを用いてパーソナルケア用途のGalaxy CAPB SBを製造する予定で、既存製品と比較してCO₂排出量の削減を目指している。
 この取り組みは、Galaxy Surfactantsのより広範な環境・社会・ガバナンス(ESG)ロードマップと、未来志向の低炭素ソリューションプロバイダーになるという、同社の目標に沿ったもの。Galaxy Surfactantsは、特に環境に配慮したフォーミュレーションへの需要が高まっているパーソナルケアやホームケアなどの分野において、持続可能な原材料の調達とグリーンケミストリーの実践を積極的に製品ポートフォリオに取り入れてきた。

インド・ムンバイにて、Galaxy Surfactants社とBASF中間体事業本部のチームが集結。
共にインド市場における持続可能性と成長の取り組みを推進(Photo: Galaxy Surfactants)

 BASFは、ドイツのルートヴィッヒスハーフェンと米国のルイジアナ州ガイスマーにある生産拠点において、ISCC PLUSおよびREDcert2認証を取得したBMBCertTM [※] DMAPAを製造している。また、バリューチェーンの初期段階で化石原料を認証取得済みの再生可能資源に置き換えることで「Cradle-to-gate」(ゆりかごからゲートまで)の製品カーボンフットプリント(PCF)を削減している。対応する再生可能資源の含有量は、マスバランス・アプローチに従って製品に割り当てられる。また、BASFはBMBCertTM DMAPAの製造において再生可能電力を使用することで、PCFをさらに削減する。
 Galaxy Surfactantsの調達およびサステナビリティ部門を率いるアヴィナーシュ・ナンダンワル氏は次のように述べている。
 「私たちは、責任あるビューティソリューションやホームケアソリューションを提供する企業として、製品の性能を損なうことなくカーボンフットプリントを削減する方法を常に模索しています。 今回、BASFとの協業により、意義のあるイノベーションを実現し、Galaxy CAPB SBのような持続可能で科学的に裏付けられたソリューションを提供できるようになりました。これは、高い効果と環境への配慮を両立したフォーミュレーションに対する、世界的な需要の高まりに応えるものです」
 BASF中間体事業本部アジア太平洋地域 アミン/アセチレン/カルボニル誘導体部門 ビジネスマネジメント担当バイスプレジデントであるヨアヒム・シュミット=ライトホフ氏は次のように述べている。
 「Galaxy Surfactantsとのサステナビリティパートナーシップにおいて、このような成果を得られたことを大変うれしく思います。これは、持続可能な化学品中間体を提供するパートナーとしてお客様に選ばれる存在を目指す、当社のビジョンとも合致しています」
 Galaxy CAPB SBは、化粧品向けの液体原料であるコカミドプロピルベタインで、用途は多岐にわたります。これは両性界面活性剤として、生分解性、高い発泡性、泡立ちの向上、泡の安定性など、さまざまな優れた性能があります。ヘアケア分野では、静電気の発生を抑え、帯電を軽減し、蓄積を防いでスタイリングしやすくすることで、髪の広がりを抑える効果を発揮します。また本製品は、ボディウォッシュ、シャワージェル、液体石鹸、バブルバスなどのバス&シャワー用品にも使用されています。
 DMAPAは生分解性に優れており、ベタインの重要な構成要素です。ベタインは、低刺激な液体石鹸、シャンプー、食器用洗剤に使用されています。DMAPAを使用することで、目にしみにくく、肌に優しいシャンプーができあがります。また、DMAPAは水処理剤や、農薬製品、潤滑油添加剤、ポリウレタンフォーム、エポキシ樹脂硬化剤、などの用途にも使用されています。BASFは、アジア太平洋地域、欧州、北米に生産拠点を有する世界有数のDMAPAメーカーであり、現在の年間生産能力は7万トンにも達す。
[※] ISCC PLUSおよびREDcert2は、化学工業における持続可能なバイオマスの資源利用のための持続可能性認証スキーム。これらの認証スキームに基づく認証は、使用されるバイオマスが持続可能であり、必要な量が生産システムに投入されていることを確認するもの。また、持続可能なバイオマスが、対応する販売製品に正しく割り当てしていることも確認する。認証は、独立した監査員による現地監査に基づき付与される。
 BMBcertTM: バイオマスバランス製品の場合、BASFはフェアブントの生産設備において、製品の生産に必要な化石原料の100%を再生可能資源に置き換える。再生可能炭素は、最終製品では物理的に特定できないが、認証済みのマスバランス・アプローチによって、再生可能な炭素の割合が製品に完全に割り当てられる。こうした CoC(Chain of Custody: 加工・流通工程の管理)の手法を、バイオマスバランスと呼んでいる。透明性を確保するために、BASFの各バイオマスバランス製品について、広く認知されたマスバランス基準に準拠していることが第三者機関によって認証されている。
■Galaxy Surfactants Limitedについて
 1980年に設立されたGalaxy Surfactants Ltdは、ビューティー、ホームケア、ウェルネス市場向けに210以上の製品グレードを提供する、機能性原料および特殊ケア原料の主要メーカー。これらの原料は、スキンケア、ヘアケア、オーラルケア、化粧品、ローション、洗剤、洗浄液など、日常的に使用される製品に不可欠な成分。持続可能な成長という理念に基づき、イノベーションを推進力として、Galaxy Surfactantsは既存の常識に挑みながら、ホーム&パーソナルケア(HPC)原料分野に新たな活力をもたらすことに取り組んでいる。「消費者から化学へ」という価値提案は、消費者の要求とニーズに応えるものであり、グリーンケミストリーが近年の画期的なイノベーションの基盤となっています。最先端の持続可能なイノベーションと優れたカスタマーサポートによって、Galaxyは主要な多国籍企業、地域およびローカルのFMCGブランドにとって「選ばれるパートナー」としての地位を確立している。https://www.galaxysurfactants.com

カテゴリー
コンバーティングニュース

PAGE TOP