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2024/5/24

【バイオマスプラスチック】田辺三菱製薬、SGLT2阻害剤「カナグル OD錠」のPTPシートに採用

 三菱ケミカルグループ田辺三菱製薬は、SGLT2阻害剤「カナグル®OD錠100mg」(一般名:カナグリフロジン水和物、以下「カナグル®OD錠」)について、2024年5月22日に薬価基準に収載されたことを受け、同日、発売した。
 今年3月15日に承認された「カナグル®OD錠」は、口腔内の唾液等、少量の水で容易に崩壊することから、飲みやすくなる剤形。また、場所にとらわれることなく水なしでも水ありでも服用できることから、利便性の向上と服薬継続が期待される。田辺三菱製薬では、継続的な治療が必要な2型糖尿病のある人の治療満足度の向上に貢献するため、選択的DPP-4阻害剤「テネリア®錠」については、2021年6月にOD錠を発売し、「テネリア®錠」と「カナグル®錠」の配合剤である「カナリア®錠」についても、2024年2月にOD錠の剤形追加申請を行っている。
 また、「カナグル®OD錠」は、環境に配慮し、田辺三菱製薬として初めて、バイオマスプラスチック製PTP(Press Through Pack)シート※1を採用した。このPTPシートは同じ三菱ケミカルグループの三菱ケミカルの製品であり、石油を原料とするプラスチックを使用したPTPシートと比較し、CO2排出量を30~70%削減することができる※2。
※1 PTPシート
 錠剤やカプセル錠をプラスチックとアルミで挟んだシート状のもの。
※2 データ提供元
 三菱ケミカル。同様の透湿性を有するPTPシートの場合。使用する係数により数値が変わる。

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