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2024/7/24

【パルプシート】丸住製紙、2基目の「パルプ抄取りマシン」稼働

 丸住製紙は、自社製クラフトパルプを原料とした高品質なパルプシートを製造するパルプ抄取りマシンの増設し、2024年7月23日に稼働を開始した。
 同社はこれまで、生産したクラフトパルプを抄取りマシン1基(400t/日)でパルプシートを製造してきた。今回、パルプ抄取りマシン1基を増設し2基体制とすることでパルプシートの増産を図り、クラフトパルプの製造過程で排出される黒液を使用したバイオマス発電設備の最大活用を促進する。

■増設したパルプ抄取りマシンの概要
 建設地 :丸住製紙 大江工場内
 投資額 :23億円
 生産品種:ウェットパルプシート
 生産能力:300t/日
 丸住製紙は、今後、クラフトパルプの効率的な生産により、環境に配慮したバイオマス発電設備の最大活用を促進し、再生可能エネルギーの利用拡大を図る。余剰電力は電力会社へ供給することで地域社会に貢献する。
 また、パルプシートの国内外への増販、自社で使用するパルプの安定的な生産にも取り組み、臨海工場での一貫生産体制を生かした高品質な製品作りに努めていく。

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