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2026/3/24
【フィルム・ガラス検査装置】パーティクルラボ、「超指向性検査用照明Bloom Ray」発売
パーティクルラボは、光ファイバーを用いた超指向性の光により、インラインでフィルムのスジ・ムラを可視化する検査用照明を開発。生産ラインでの「見逃しゼロ」と歩留まり向上に貢献します。
パーティクルラボは、フィルムやガラスなどの透明体内部欠陥検査において、検査のスピードと信頼性を飛躍的に向上させる世界初※の「超指向性フィルム検査用照明Bloom Ray」を開発した。
※インラインでの透明体内部欠陥(ムラ・脈理)検査を目的とした、光ファイバー伝送による超指向性点光源装置として(2026年3月現在、同社調べ)

開発の背景と同製品の優位性
従来の透明体検査では、高度な熟練度を要する目視検査が主流であったが、欠陥の見逃しリスクや、検査に要する時間と労力が大きな課題であった。また、検査用の点光源として主流だった水銀ランプや一部のキセノンランプは、環境規制により、新規導入や保守部品の調達が困難になっている。加えて、目視検査における紫外線暴露による作業者の眼精疲労も深刻な課題であった。
同製品は、パートナーであるウシオ電機の高輝度光源を検査用に改良し、従来の点光源装置を上回る可視化性能を実現した。ファイバー伝達に伴う照射部の小型化に成功し、また専用カメラによる独自の画像計測技術を組み合わせることで超高感度の可視化撮影にも対応。ファイバーの先での照射と本体から減衰のない光を直接照射する2WAYの使い方が可能。
導入のメリット
・紫外線ゼロで作業者の目への負担を軽減
・水銀レスによる環境負荷の低減
・ファイバー式でインライン(R2R)検査をより手軽に
・対象サイズに合わせて広範囲の可視化にも対応
<製品の特徴>
1.「誰でも」「簡単に」「見逃しゼロ」を実現する新世代の検査用照明
超指向性の光で、見えなかった欠陥を「可視化」ファイバーの先から照射される超指向性の高い光は、検査対象の密度勾配が異なる媒質を通過する際に屈折する。この屈折を捉えることで、従来の目視検査では確認困難であったわずかな欠陥も鮮明に投影され、誰もが簡単に見つけられるようになる。
2.世界初・生産ライン中でも手軽に検査可能
ファイバー先端から光を照射するため、設置面での負担を大幅に減らした。ロールtoロールのフィルム生産プロセス中など、工程中でかざして手軽にフィルムムラをインライン検証することが可能。こうしたインラインでの簡易検証を可能にする光ファイバーを用いた超指向性光源は、他に類を見ない世界初の技術。


3.環境と作業者に優しい「可視域波長」
水銀ランプやキセノンランプで問題になっていた水銀の使用や紫外域の波長を排除し、可視域のみの波長で強力に欠陥を可視化する。環境負荷の低減と作業者の安全性向上に貢献する。またランプ交換などの短期メンテナンスが不要。
4.多様な検査対象に対応
照射口からの距離を調整することで、幅のあるフィルムやガラス基板など様々なサイズの検査対象に対応。SAWフィルター向け素材の母材品質評価にも有効。

<適用例>
1.高機能フィルムの塗工・成形不良の可視化
ベースとなるPETフィルムの成形不良をはじめ、離型処理(シリコーンコーティング等)工程における液馴染み不足による「ゆず肌」などのレベリング不足、物理スジ、周期ムラ、配向ムラ・ボーイング現象、打突跡・フィッシュアイなどの微細な欠陥を鮮明に特定・検出する。

2.光学・電子デバイス用ガラスの不具合特定
脈理、気泡の巻き込み、粘着剤の厚みムラ・スジ、接着面の「浮き」・剥がれ、異物混入による応力歪みなどを強力に可視化。
3.電子・ディスプレイ・半導体分野における致命的欠陥の未然防止
目視では見逃しやすい微細な欠陥やムラを確実に捉えることで、最終製品の重大な不具合を防ぐ。
▶電子部品の対象フィルム:MLCC製造用キャリアフィルム(剥離フィルム)など
▶防げる不具合・影響:シート塗工時の欠陥に起因するショートや、容量不足の原因となるわずかな異常を早期特定。
▶ディスプレイ・半導体関連の対象フィルム:偏光板・光学フィルム、ダイシングテープ(加工用固定フィルム)など
▶防げる不具合・影響:最終製品の表示ムラや、ウエハ切断など次工程における加工精度の低下を防止し、歩留まりを向上。
適応素材:PP、PET、PEN、PIなど可視域である程度の透過性がある素材
<オプション>
1.カメラ・画像処理連携や光学系の最適化
専用カメラと組み合わせることでリアルタイムに画像処理を施し、デジタルデータとしての記録・分析が可能。また、ファイバーを用いずに光源本体から直接光を照射する強力な点光源への変更も可能。
2.高度なパーティクル・流体現象の可視化
オプションでクリーンルーム内の浮遊コンタミやフィルム表面の付着パーティクルを可視化するパッケージにも運用を拡大できる。また、シュリーレン撮影の代替として流体現象の可視化光源としても活用できる。
<製品仕様>
製品名 : 超指向性 フィルム検査用照明 Bloom Ray
光源種類 :輝度LD励起点光源 ※
光源色:緑黄色(中心波長550nm 波長範囲500~700nm)
本体サイズ:W342×D242×H183mm
重量:8kg
入力:単相AC100-120/220-240V 50/60Hz 5A/2A
消費電力:~500W
照射方式:ファイバー照射 または 本体からダイレクト照射
設計寿命:連続点灯で2万時間以上
使用環境:温度0~35℃、相対湿度20~85%(結露なきこと)
構成:
・光源本体
・電源ケーブル
・ファイバー光学系ユニット
オプション
・ダイレクト照射ユニット
・専用画像処理カメラ + レンズセット
・コンタミ可視化用パッケージ
※レーザー安全クラス1のレーザー組み込み製品。レーザーを内蔵しているがレーザー光は照射されない。
※製品の仕様や外観は、改良のため予告なく変更することがある。
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