アーカイブ情報
2025/4/11
【フィルム型ペロブスカイト太陽電池】積水化学工業と積水ソーラーフィルム、学校体育館屋根への設置に関する実証実験開始
積水化学工業およびフィルム型ペロブスカイト太陽電池(FPSC)の製品設計・製造・販売を担う積水ソーラーフィルムは、香川県協力の下、FPSCを学校体育館の屋根に設置するための実証実験を2025年4月1日から開始した。
2050年の脱炭素社会実現に向けて再生可能エネルギーの導入拡大が求められており太陽光発電(PV)はその主力電源とされているが、日本は平地面積が少なく従来のシリコン系太陽電池では適地が限られることが課題として挙げられる。一方、FPSCには、軽量で柔軟という特長があり、従来設置が難しかった場所に適用できる可能性が増すことから、再エネ導入量を拡大できる有力な選択肢として期待されている。
また、学校の体育館は一般的に避難所に使用される等、緊急時に電力を必要とする可能性がある施設であり、有事の備えとしても期待されている。
実証実験では、体育館屋根の南面にFPSCを設置し、設置・施工方法、耐久性や発電性能について検証する。

<本実証の詳細>
設置場所:香川県立観音寺第一高等学校の体育館屋根
設置規模:FPSC約10m2設置
※学校施設内につき見学はご遠慮いただきたい
実証期間:2025年4月1日より1年間
実証内容:アーチ型屋根への設置・施工方法、耐久性や発電性能の検証
- カテゴリー
- コンバーティングニュース

