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2023/12/25

【ブラックペレット】トクヤマ、開発用パイロットプラント建設

 トクヤマは、オランダのベンチャー企業 Yilkins Drying Solutions社の技術を導入し、徳山製造所(山口県周南市)に、ブラックペレット(BP)の開発用パイロットプラントを建設する。
 同社は、中期経営計画 2025の重点課題として「地球温暖化防止への貢献」を掲げ、GHG排出量を2030年度に2019年度比30%削減することを目指している。特にGHG排出量の多い自家発電所においては、非化石燃料への燃料転換に取り組んでおり、BPの自社開発はその一環の位置づけ。
 世界的な脱炭素の潮流により、国際認証を得たバイオマス燃料は、将来的に需給のひっ迫が想定されている。同社は、このパイロットプラントの活用により、非可食原料から高品質なBPを自ら生産し、安定調達を図ることを目指す。
<計画概要>
名  称:バイオマス燃料化パイロットプラント
完成予定:2025年10月(予定)
BP製造能力:500kg/時間

■ブラックペレット
 バイオマスを低酸素状態で加熱処理し、石炭の性状に近づけたペレットのこと。通常の木質バイオマス(ホワイトペレット)に比べ、一般的にエネルギー密度が20%程度高いといわれている。

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