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2024/5/17

【ブランディング】「EPSON」、インドで「周知商標」と認定

 セイコーエプソン(以下 エプソン)の「EPSON」ブランドが、インドにおいて2024年2月に「周知商標」と認定された。消費者に広く知られている商標の不正使用や登録による混乱を防ぐため、中国、インド、トルコ、台湾などの特定の国や地域では、これらの商標を認定する制度が設けられている。インドでは、特許意匠商標総局(Office of the Controller General of Patents, Designs & Trade Marks)により、インド国内において高い認知度を有している商標を「周知商標」として認定している。2024年5月時点で認定されている「周知商標」は全281件で、うち日本企業の商標は同社を含めて16件。
 この認定によって、インド国内での「EPSON」の商標保護範囲が広くなり、商標権を有していない商品やサービスにおいても、第三者による不正な商標使用や登録による消費者の混乱を防ぎ、インドでのブランドの保護が強化されるようになる。
 エプソンでは、「EPSON」商標について、2004年に台湾、2011年にトルコで「著名商標」、2007年には中国で「馳名商標※」の認定を獲得するなど、インドと同様に周知商標や著名商標を認定する国や地域において、「EPSON」商標のグローバルにわたる保護を進めてきた。インドにおいては、1990年のリエゾンオフィス設置から始まり、2000年に地域統括販売会社をバンガロールに開設し、プリンター、スキャナーなどの「EPSON」ブランド商品の営業活動を行ってきた。今回の認定は、「EPSON」がインドの顧客にも広く認められ、支持されてきた結果の表れ。
 今後もエプソンでは、ブランドを含むあらゆる知的財産を事業成長の支援のために主体的に活用することにより、知的財産を企業価値に変換し、その弛まぬ活動の展開によって、パーパスに基づく成長戦略ストーリーを支えていく。
※中華人民共和国商標法に規定された著名商標に相当する商標

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