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2024/3/11

【プラスチック容器】ファミリーマート・花王プロフェッショナル・サービス、アルコール消毒液の空容器リサイクル実証実験を開始

 ファミリーマートは、花王のグループ会社である花王プロフェッショナル・サービスとファミリーマート店舗で使用されたプラスチック容器のリサイクルを促進するため、プラスチック容器の回収・リサイクルによる再製品化の仕組みを構築するための実証実験を、2024年3月13日(水)から神奈川県内の一部約350店舗にて開始する。


■リサイクルに向けたプラスチック容器回収を確立し、プラスチックの資源循環を推進

 2022年4月に施行された「プラスチック資源循環促進法」は、事業者から排出されるプラスチック製品の回収、リサイクルの促進を目指しており、プラスチックを資源として循環させる取り組みの重要性が高まっている。ファミリーマートでは、ストアスタッフが仕事に入る前と休憩の後、ホットスナックや中華まんなどの調理・販売の際、アルコール消毒液を使用しており、そのプラスチック容器の数量は、全国で年間約4万本(約2トン)にのぼる。

 今回実施するプラスチック容器リサイクルの実証実験では、店舗から使用済みプラスチック容器を店舗配送トラックの空きスペースを活用し回収、配送センターにて一時保管後、花王にて再製品化に向けた検討を行う。これらの取り組みにより、店舗回収の簡素化と回収ルートの確立に加え、回収コストの低減に繋げていく。

 今後、リサイクルならびにボトルtoボトルの仕組みが構築され、ファミリーマート店舗でリサイクルボトルが使用されることで、プラスチックの資源循環をさらに推進していく。


<参考>

 ファミリーマートでは、2020年2月に環境に関する中長期的目標「ファミマecoビジョン2050」を策定。持続可能な社会の実現に貢献するため、2030年および2050年に向けた中長期目標を設定し、「温室効果ガス(CO2排出量)の削減」、「プラスチック対策」、「食品ロスの削減」の3つのテーマにおいて取り組みを進めている。

●「ファミマecoビジョン2050」の概要
 https://www.family.co.jp/sustainability/ecovision.html



1.温室効果ガスの削減:店舗運営に伴うCO2排出量(1店舗当たり)
・省エネ型機器の導入により、店舗の電気使用量を抑制し、CO2排出の削減を進める。
【数値目標】 2030年 50%削減、2050年 100%削減(2013年対比)

2.プラスチック対策:オリジナル商品の環境配慮型包材・容器の使用割合
・容器・包材に植物を原料にしたバイオマスプラスチックや再生PETを配合するなど、環境配慮型素材の使用を進める。
【数値目標】 2030年 60%、2050年 100%

3.食品ロスの削減
・商品の発注精度の向上や、現在9割以上の店舗で実施している店舗値下システム「ファミマのエコ割」、容器包装の改良等によるロングライフ化を進めることで、食品ロスの削減を推進する。
【数値目標】 2030年 50%削減、2050年 80%削減(2018年対比)

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