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2024/10/8
【プラネタリーヘルス】島津製作所と産総研グループ、「島津製作所-産総研 アドバンスド・ソリューション連携研究ラボ」設立
島津製作所と産総研グループ(産業技術総合研究所およびAIST Solutionsは、10月1日に、産総研(茨城県つくば市)に「島津製作所-産総研 アドバンスド・ソリューション連携研究ラボ」を設立した。設置期間は3年間。
島津製作所は、中期経営計画において「プラネタリーヘルス(人と地球の健康)の追求」を目指して「世界のパートナーと共に社会課題を解決するイノベーティブカンパニーへ」というスローガンを掲げている。産総研グループは、分析計測の総合知と最先端技術を有する国内最大級の公的研究機関であり、科学技術とマーケティングを掛け合わせ、研究成果の社会実装の加速にも取り組んでいる。両者は、2018年から包括的な共創型技術コンサルティング契約を締結しており、複数の共同研究を推進してきた。このたび、連携研究ラボを設立して、革新的な製品・サービスの創出と社会課題の解決をともに目指す。
連携研究ラボは「プラネタリーヘルスを目指した革新的な技術・製品の開発と国際標準化」を目的に、まず2つの研究に取り組む。第一のテーマ である「先端的分析計測手法の国際標準化」では、国際的な標準や規格などのルール形成に戦略的に取り組むことで、グローバルな競争力の向上を目指す。第二のテーマである「新たな微生物探索システムの構築」では、有用物質を効率的に生産する微生物の迅速な探索手法・システムを構築し、農業・医薬品・食品・ヘルスケア・バイオものづくり分野などに展開する。両者は今後、連携研究ラボを通して、シナジーを創出できるテーマの探索を継続し、研究分野を拡大していく。
<島津製作所-産総研 アドバンスド・ソリューション連携研究ラボの概要>
名 称:島津製作所-産総研 アドバンスド・ソリューション連携研究ラボ
場 所:産業技術総合研究所 つくばセンター
研究体制:連携研究ラボ長 渡辺 真(島津製作所)
副連携研究ラボ長 吉田祐一(島津製作所)、稲垣和三(産総研)、関口勇地(産総研)
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