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2024/6/4

【プロピレングリコール】ダウ、タイにおける生産能力を拡大

 ダウ(DOW)は、タイのラヨン県マップタプットにおける統合製造施設において、プロピレングリコール(PG)の生産能力を拡大したことを発表しました。低資本・高リターンの追加投資により、プロピレングリコールの生産能力は年間8万トン増え、総生産量は年間25万トンとなり、ダウのマプタプットPG工場がアジア太平洋地域で最大となる。
 マプタプット施設の統合生産ラインは、プロピレンオキサイド(PO)など主要な上流PG原料を、コスト競争力を維持しながら供給し、川下の高価値PG市場の成長を安定的に支える。工業用中間体・インフラストラクチャー事業部プレジデント、ジェーン・パルミエリ(Jane Palmieri)氏は次のように述べている。「世界で最も速く成長し、最もダイナミックな地域の一つにおける今回の生産能力拡大は、アジア太平洋地域やその周辺におけるお客様にとって技術革新と製造能力強化につながります。マップタプット工場の拡張は、既存の資産インフラを最適化するだけでなく、業界でのダウの地域的・世界的なリーダーとしての地位を確かなものとし、お客様へのより良いサービス提供を可能にします」
 業界をリードするダウのプロピレングリコール製品群は、化粧品、食品、医薬品、その他日常的に使用される多くの製品に使用されている。これら製品の製造時に、プロピレングリコール製品群が原料の化学構成要素を向上させることにより、高品質な最終製品を製造することに役立つ。
 ダウは、世界中のPG製造施設において、ISCC PLUS認証の下、バイオ循環型原料およびマスバランスアプローチによる循環型原料を使用し、より低炭素のエネルギー源を使用した持続可能なPG生産を推進している。
 すでに、北米欧州中南米において、持続可能性が外部機関から検証されている新しいPG技術を発表した。2024年末までにマップタプットPG施設でもISCC PLUS認証を取得する予定。

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