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2024/7/1

【ベンチマーキングレポート】小野測器、第3弾「Tesla Model 3」を発売

  小野測器は、同社の新規事業「ベンチマーキングレポート販売」において、アメリカの最大手 EV メーカー「Tesla」Model 3 の新規レポートを追加 し、6月28日から販売を開始した。

 同社は、2023 年より、中国車の電動車両(EV)を計測対象とした「ベンチマーキングデータ販売」を開始し た。販売後、数多くの意見があり、社内で検討した結果、計測対象車両第3弾は、ニーズが高かった「Tesla」社の Model 3 を選定するに至った。今後も随時車両ラインアップを拡 充していく予定。同社はベンチマーキングレポート提供を通じて、次世代モビリティ開発における工数低減に 寄与することで、カーボンニュートラル社会に貢献する。

【今回の発表のポイント】
●同社の強み「音響・振動」に関する計測・解析技術を活用した計測データを提供
●顧客からの強い要望を受け、世界のベンチマークである Tesla Model 3 を追加
※今後、中国車両に限らず年間3~4 車種のペースで計測データを拡充予定

【ターゲット市場】
●自動車メーカーをはじめ、電動車両に関係する各社

【ベンチマーキングレポート販売について】
https://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/consulting/benchmark-report-sales.htm 

高度化、多様化する自動車開発において、ベンチマーキングは重要な情報源である。特にスピードが求められる EV 開発では、情報をいち早く獲得し、 開発に活かしたいというニーズがある。また、その情報ニーズは自動 車メーカーだけでなく、 モーターサプライヤー関連など幅広い企業で必要とされている。同社は計測器メーカーならではの視点にこだわり、電動 車を中心としたレポートを提供する。

【レポート詳細】 ※2024年6月28日(金)より提供開始
●Tesla Model 3【新規】
・モーター・インバーター振動


モーター・インバーター振動を表すグラフ

低速域~高速域を定常及び過渡で走行した際のモーター・インバ ーターの振動を調査するため、3 軸加速度センサーを設置し、測 定・解析した。

・モーター・インバーター音
1/2 インチマイクロホンをモーター・インバーター含むパワーユニットの各面(6 面)に設置し、低速域~高速域を定 常及び過渡で走行した際の測定・解析をした。

・パワーユニットマウント振動
パワーユニットから車両のボディに入力される振動を調査する為、3 軸加速度センサーを用いてパワーユニットマ ウントのユニット側とボディ側を測定・解析した。

・車室内騒音

車室内の運転席及び助手席に 1/2 インチマイクロホンを設置し、低速 域~高速域を定常及び過渡で走行した際の騒音レベルを測定・解析した。


車室内騒音(運転席、助手席)を測定中の模様

・伝達系振動特性

ハーシュネス路面を走行した際のステアリングコラム、運転席のシート 振動を測定・解析した。


ステアリングコラムの振動特性を測定中の模様

・サスペンション・タイヤ振動
走行中のタイヤから入力される振動を調査するためにステアリングナックルとサスペンションタワー等の振動を 測定・解析した。

・警音器
ISO 路面にて道路運送車両法に基づいた場所に騒音計を設置し、車両の警音器を作動させた際の騒音レベルを 測定した。
※「出力特性・パワーユニット効率」「出力制限特性」「駆動力特性・チップアウト特性・回生特性」は 8月追加予定

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コンバーティングニュース

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