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2025/5/24

【ペロブスカイト太陽電池】トリナ・ソーラー、特許出願数で世界一

 太陽光エネルギー分野で世界をリードするトリナ・ソーラー(Trina Solar Co., Ltd.)は、世界有数の知的財産情報サービス機関IPRdaily※1が発表した「世界ペロブスカイト太陽電池セル発明特許ランキング(TOP30)」において、出願件数481件で世界第1位を獲得した。第2位との差は約40%に達し、中国企業として唯一世界トップ3にランクインした。さらに、同じくIPRdailyが発表した「世界太陽電池セル・モジュール発明特許ランキング(TOP50)」および「世界TOPCon太陽電池セル発明特許ランキング(TOP30)」においても、それぞれ世界第2位を獲得した。
※1 知的財産権(Intellectual Property Right)に関する情報やニュースを提供する、中国の知的財産メディア

 ペロブスカイト太陽電池は、高効率、低コスト、多様な適用性を兼ね備え、次世代太陽光発電技術を飛躍的に進化させる重要な技術とされている。トリナ・ソーラーは2014年からこの分野への研究開発投資を強化しており、復旦大学との国家重点実験室設立、次世代太陽光発電技術・装備製造の産業革新センター主導などを通じ、ペロブスカイトとシリコンのタンデム電池セル技術の開発および産業化を推進している。また、Oxford PV社より中国本土における独占ライセンスを取得し、研究開発・製造・販売、さらには中国国内企業への再許諾に至るまで、幅広い権利を取得している。
 また、トリナ・ソーラーはペロブスカイトシリコンタンデム電池セルの性能向上にも注力している。2024年には小面積セルで変換効率34.2%の記録を樹立しており、2025年には独自に開発した210mmの大型ペロブスカイト/結晶シリコン積層型(タンデム型)太陽電池セルが、ドイツの第三者認証機関Fraunhofer ISE CalLabの認証を受け、変換効率31.1%を達成した。これは大型セルタンデム太陽電池セル効率における世界新記録であり、実用化への大きな一歩を踏み出している。
 さらに2025年3月には、出力808Wのペロブスカイトシリコンタンデムモジュールを発表し、量産標準サイズモジュールで800W超えを達成した世界初のメーカーとなった。これにより、「高効率」と「量産性」という2つの軸において、業界をリードする地位を確立している。
 トリナ・ソーラーは今後も、技術革新、知的財産戦略、産業化の推進を一体的に強化し、次世代太陽光発電技術の実用化とクリーンエネルギー社会の実現を目指す。また、「Solar Energy for All(すべての人に太陽光エネルギーを)」という使命のもと、技術革新をさらに推進し、エネルギー転換の加速と持続可能な社会の実現に貢献しいく。

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