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2025/4/11
【ペロブスカイト太陽電池】ユニチカの防草シート、地面設置実証実験で採用
福島県事業の福島県双葉郡楢葉町にあるJヴィレッジにて行われた、国内初のペロブスカイト太陽電池地面設置の実証実験に、ユニチカの防草シートが採用された。積水化学工業製ペロブスカイト太陽電池の地面・法面への簡易設置方法の確立を行うため、2025年3月より実証実験を開始した。

実証の背景
日本は平地面積が少なく従来のシリコン系太陽電池では適地が限られるため、軽量で柔軟という特徴のあるフィルム型ペロブスカイト太陽電池は、従来設置が難しかった場所への適用可能性が増すことから、再生可能エネルギー導入量を拡大する有力な選択肢として期待されている。
平地の少ない日本で法面等へペロブスカイト太陽電池を設置するためには、防草機能の他に、太陽電池の長期安定的な固定方法の検討と、ペロブスカイト太陽電池の耐久性とマッチする長期性能の評価が必要となるため、本実証では当社防草シートの長期耐久性、また東日本大震災復旧時に、土砂飛散の発生を防いだカバーシート設置・施工技術等から当社の防草シートが採用された。
実証内容
同実証は、福島県Jヴィレッジ内の円すい形芝生法面に設置した当社防草シート上に積水化学が製造するペロブスカイト太陽電池を設置し、雑草がペロブスカイト太陽電池の発電を阻害しないことや、安定設置に必要な耐風性能などを検証していく。
フィルム型ペロブスカイト太陽電池の防草シートへの設置は国内初となる。
今後の展開
同実証で使用した設置・施工技術を検証し、地面へのフィルム型ペロブスカイト太陽電池設置方法の確立へ活かしていくことで、ペロブスカイト太陽電池の適用拡大による脱炭素社会実現への貢献を目指していく。
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