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2021/6/30
【ペロブスカイト太陽電池】GSアライアンス、スタートアップ企業のエネコートテクノロジーズへ出資

GSアライアンスはペロブスカイト太陽電池(PSC)の製品化を目指すエネコートテクノロジーズへ出資した。
PSCとは、酸化物、金属、炭素系材料などの電極層、ペロブスカイト結晶の層などを塗布して印刷方式で製造することができる太陽電池で、現在、一般的に使用されている結晶シリコン太陽電池よりも軽量で厚みを約100分の1にできるほか、折り曲げて多様な場所に設置することも可能なため、次世代の太陽電池として普及が期待されている。現在、世界で使用されている太陽電池の大部分を占めるシリコン結晶は、原料となるケイ砂から溶解、精製などの工程を経て製造されるため、大量のエネルギーを必要とする。一方、PSCは基盤となるフィルムに、発電層や電子輸送層を塗布することで太陽電池としての基本構造を作り込むことが可能であり、製造コストの低減が期待できる。また、PSCの発電効率はここ数年で急速に改善され、シリコン太陽電池と同等の20%を超える水準に達しており、次世代太陽電池の本命として実用化競争が始まっている。
加藤尚哉氏が代表取締役、京都大学化学研究所・若宮淳志教授が最高技術責任者(CTO)を務める、京都大学発のスタートアップ企業であるエネコートテクノロジーズでは、現在、より高い発電効率と耐久性を併せ持つPSCの開発に取り組む一方、PSCに含まれる鉛を代替材料に置き換える、鉛フリーの太陽電池の開発も進めている。
GSアライアンスはエネコートテクノロジーズへ出資するとともに、PSC用の酸化物、炭素系材料などの電極材料、量子ドットなどを含めた光吸収材料の開発、および海外向けの営業活動に関して協業していくことで、脱炭素社会向けの技術開発の取り組みを加速していく。
GSアライアンスは脱炭素社会に向けた具体的な技術(100%天然バイオマス系生分解性樹脂、コーティング材料、塗料などの化学製品群、次世代型二次電池、燃料電池、人工光合成や量子ドット、金属有機構造体などの最先端材料)を提供することをビジョンとしています。GSアライアンスは現在、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指すスタートアップ企業として採択されており(UNOPS GIC KOBE)、国連機関の支援の下、国内外の事業展開を進めている。
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