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2024/11/26
【ポリアミド6】BASFのモノマー事業本部、アジア太平洋地域でISCC PLUS認証取バイオマスバランス方式とCcycledを生産
BASFのモノマー事業本部は、上海のポリアミド 6(PA6)工場が ISCC PLUS 認証を取得したことを発表した。これにより、この PA6工場は、バイオマスバランス方式と Ccycledの PA6 および PA6/6.6 コポリマーの両方を供給する体制が整った。
Ultramid BMB CertTM PA6 については、化石原料の代わりにバイオ循環型原料が化学品生産の初期段階で使用される。そのバイオ循環型原料は認証された手法で製品
に割り当てられ、製品のカーボンフットプリント(PCF)を削減する。一方、Ultramid
Ccycled PA6 は、廃タイヤや混合プラスチック廃棄物から化学的にリサイクルされた熱
分解油由来の代替原料の使用をサポートするマスバランス方式の PA6 す。BASF は
この種の熱分解油を生産工程の初期段階から組み込んでおり、生産に必要な化石資源
を効果的に置き換えている。
アジア太平洋地域 ポリアミドおよび前駆体事業管理のバイスプレジデントである
クリス・リー氏は、次のように述べている。「私たちは、このような偉業を達成できたこと、そして達成に至るまでのチームの努力を大変誇りに思っています。PA6 のバリューチェーンにおいて、製品のカーボンフットプリントを低減したサステナブル製品の重要性を認識されているお客様に感謝するとともに、より持続可能な PA6 のバリューチェーンを構築していけるよう、今後もお客様と協力していくことを楽しみにしています」
同工場がこのほど ISCC PLUS 認証を取得したことで、BASF のモノマー事業本部アジア太平洋地域は、MDI/TDI からポリアミド 6/6.6 に至るまで、すべての製品チェーンにおいて、認証済みの循環型または低 PCF の代替製品を提供できるようになった。こうした国際的に認められた認証の取得は、BASF のモノマー事業本部が循環型製品や低PCF 製品を提供し、顧客のグリーントランスフォーメーションの実現の後押しに一貫して取り組んでいることを示すもの。BASF のモノマー事業本部は、サステナブルなソリューションの幅広いポートフォリオを提供しており、「サステナビリティロードマップ」に掲げる目標を今後も追求していく。 同事業本部のサステナブル製品は、2050 年までに CO2 排出量ネットゼロを達成するという BASF の取り組みに欠かせない要素としている。
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