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2024/9/3

【ポリフタルアミド】SyensqoとGeneral Motorsの革新的なバッテリーモジュール、「2024 Altair Enlighten Award」受賞。Amodel PPAエンクロージャ設計により、大幅な軽量化とコスト削減を実現

　先進的なパフォーマンスマテリアルと化学ソリューションの世界的リーダーであるSyensqo（旧ソルベイ）は、最新の成果として、この度、軽量化モジュール部門で2024 Altair Enlighten Awardを受賞した。この栄誉は、Amodel(r) ポリフタルアミド (PPA) を使用したGeneral Motorsの先駆的なハイブリッドバッテリーモジュール構造に授与された。この革新的な構造は、従来のバッテリーモジュールに見られる圧縮リミッター、フィルム、コーティングを不要にする戦略的な部品統合により、驚異的な37％の軽量化と25％のコスト削減を実現してる。

　SyensqoのエグゼクティブキーアカウントマネージャーであるLaura Hirschhorn氏は、この開発の重要性を強調した。「電気自動車のバッテリー設計の分野では、軽量化、機能統合、部品の統合が極めて重要なトレンドです。これらは車両の完全性を高めるだけでなく、EVの走行距離を延ばします。Amodel(r) PPAの優れた金属代替機能と設計の柔軟性、そして280度Cまでの幅広い温度範囲での耐久性が、プロジェクトの成功に重要な役割を果たしました」。
　車両軽量化の進歩にスポットライトを当てることで高く評価されているAltair Enlighten Awardsは、ミシガン州トラバースシティで開催された第59回年次CAR Management Briefing Seminars (MBS) で、SyensqoとGeneral Motorsの貢献を称えた。

　General Motorsのグローバルバッテリープラスチックおよび複合材料テクニカルスペシャリストであるNicholas Compton氏は、このプロジェクトのより広範な影響について次のようにコメントしている。「将来の自動車システムの持続可能性と効率は、私たちが選択する材料にかかっています。このハイブリッドバッテリーモジュール構造を開発するためのSyensqoとの共同作業は、優れた軽量化と部品の統合のために先進材料を活用し、コストと環境への影響を削減するための大きな飛躍を示しています」。
　受賞歴のあるバッテリーモジュール設計に不可欠なAmodel(r) HPPグレードは、完全に商品化されており、世界中で入手可能。ジョージア州オーガスタにある同社の製造プラントで製造されており、100％再生可能電力を使用し、リサイクル可能で、自動車OEMとティア1サプライヤーに高性能EVバッテリー技術の競争上の優位性を提供する。
　この賞は、Syensqoが自動車業界におけるイノベーションと持続可能性に取り組んでいることを強調し、材料効率と環境責任の新しい基準を設定している。

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