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2024/11/11
【ポータブル電源、ソーラパネル】Jackery、炭素削減に貢献する基準を発表
Jackery(ジャクリ)は、創立12周年を迎え、炭素削減に貢献する製品(Solar Generator)の基準を新たに発表した。
同基準は、Jackery Solar Generator(ポータブル電源とソーラーパネルのセット製品)において、同社のサプライチェーン、製品性能、安全規定、環境適応性に関する基準と試験方法を定め、製品設計・開発から製造に至るすべてのプロセスで、国際水準の環境保護と安全規範を設定している。これにより、ユーザーの多様なニーズに応える製品提供を実現している。また、この基準はJackery製品だけでなく、ポータブル電源やソーラーパネル業界全体の基準としても参考となり、世界中の消費者がより信頼性の高いSolar Generator製品を選択するための指針となることを目指している。
近年、リチウムイオン蓄電池を搭載するポータブル電源は、災害時やアウトドアで使用されるなど一般消費者の間で広く浸透している。MarketsandMarkets社の調査によると、世界のポータブル電源の市場規模は、2023年の5億米ドルから、2028年には11億米ドルに拡大すると予測されており、CAGR18.4%という高成長が見込まれている(1)。日本国内でも市場は直近5年間で倍増(2)しており、多数のメーカーが参入する一方、製品品質にはばらつきが生じている現状がある。
日本ではポータブル電源が電気用品安全法の対象外であることから、火災などのリスクが指摘されている。2024年6月には経済産業省が「ポータブル電源の安全性要求事項(中間とりまとめ)」(*3)を公表し、製造・輸入業者に対し、リスクアセスメントを含む安全対策の強化が求められた。
こうした背景を踏まえ、ポータブル電源とソーラーパネルの分野で世界をリードするJackeryは、設計から出荷に至る全プロセスで基準を設け、製品品質の向上に努めている。
*1 MarketsandMarkets社「ポータブル電源の世界市場 : 技術の種類別(リチウムイオン電池、密閉型鉛蓄電池)・容量別・用途別(非常用発電、オフグリッド発電、自動車)・電源別・販売チャネル別・地域別の将来予測(2028年まで)」( https://www.gii.co.jp/report/mama1290348-portable-power-station-market-by-technology.html )
*2 同社調べ
*3 経済産業省「ポータブル電源の安全性要求事項(中間とりまとめ)について」( https://www.meti.go.jp/product_safety/consumer/system/potaburu-denngenn-youkyuu.html )
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