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2024/9/26

【マスバランス】環境省、「プラスチック資源循環における活用に関する基本的な考え方」公表

 環境省は2024年9月26日付で、有識者・専門家等から成るマスバランス方式に関する研究会・検討会で議論した内容を踏まえ、「プラスチック資源循環におけるマスバランス方式の活用に関する基本的な考え方」を整理し、公表した。
 それによると、バイオプラスチックや再生プラスチックの利用をマスバランス方式を用いて行う場合には、実際の利用と比べて環境価値が一見して分かりにくい等の特性があるため、以下の3要素を満たすことが必要、としている。
1.環境効果の把握
 マスバランス方式を採用する前提として、そもそもバイオプラスチックや再生プラスチックを利用することによる環境負荷低減の効果(環境価値)を、LCA等の専門家とも相談しながら適切に把握すること。
2.環境価値の適正な管理
 サプライチェーン上の環境価値のインプット・アウトプットを、必要に応じてサードパーティによる評価・認証も活用しながら、適正に管理すること。
3.適切な表示・コミュニケーション
 1.環境効果の把握および2.環境価値の適正な管理を基に、ユーザーや消費者が環境価値を正しく理解するため、必要に応じてサードパーティとも相談しながら、製品特性に応じた適切な表示・コミュニケーションを行うこと。

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