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2024/6/12

【マテリアルリサイクル】カンロ、スタートアップ企業「REMARE」と協業

 カンロ飴やピュレグミなどでおなじみのカンロと、海洋プラスチックや施設・企業から出るプラスチックゴミをマテリアルリサイクルするREMARE(リマーレ)は、廃棄プラスチックのアップサイクルに向けた協業をスタートする。

 リマーレは独自技術により海洋プラスチックゴミをマテリアルリサイクルするスタートアップ企業。近年ではあらゆる樹脂素材を循環する取り組みを行い、内装材など各種プロダクトへ変換する再資源化を行っている。カンロの製造工程においてどうしても出てしまう廃棄包材は2023年実績で年間約94トンに及ぶ。

 カンロは長期ビジョン「KanroVision2030」達成に向けてサステナブル経営を推し進める中で、廃棄物の削減にも取り組んでいる。商品パッケージに多く使われている複合フイルムや印刷されたフイルムは通常アップサイクルが困難とされていたが、リマーレの技術により、カンロがこれまで廃棄していた包材のアップサイクルも可能となった。キャンディ商品などのカンロの廃棄包材は、色や輝きも豊かで、樹脂素材に変換した際も今までにない表情が出る、と評価されている。
 カンロはリマーレとの協業により、資源循環型社会実現に貢献を目指していく。

「カンロ」展開ブランド

■「株式会社 REMARE」について
海洋プラスチックを始めとする難処理プラスチックの再資源化インフラの構築を目指すスタートアップ企業。自社開発のマテリアルリサイクル技術によって彩り豊かでアート性・デザイン性に富んだ板材を製造。板材は、回収し、繰り返し新たな板材へと生まれ変わらせることが可能。新しい「資源」の可能性を追求し、リサーチから、実験・研究を経て、マテリアルの開発を行っている。海洋プラスチックの再資源化プラント開発で、2023 年グッドデザイン賞受賞。

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