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2025/7/1
【ライフサイエンス】artience、免疫生物研究所、事業提携に関する基本合意書を締結。生物由来たんぱく質の代替となる化学合成添加剤を活用
artienceと免疫生物研究所(IBL社)は7月1日、試験研究用の素材や試薬、体外診断薬等のライフサイエンス関連事業における事業提携に関する基本合意書を締結した。
ライフサイエンス市場は、バイオ医薬品の需要拡大やパンデミックを契機とした体外診断薬の重要性の高まりにより、世界的に成長を続けている。これに伴い創薬スクリーニングや遺伝子・抗体検査等の研究用試薬も高度化が進んでいるが、これらに用いる抗原抗体反応の精度向上や、生物由来原料の品質のばらつきや調達の安定性に課題があり、近年、その改善や代替手段として化学合成素材の応用が注目されている。

IBL社は、創業以来40年以上にわたり研究用試薬キットや体外診断薬の事業を展開する、国内トップクラスの抗体メーカー。抗体開発に関する高い技術力を有しており、近年では海外売上高比率が4割を超えるなど、需要が高まる海外市場での展開を加速させている。
artienceは、中期経営計画でバイオ分野を次世代事業の1つに掲げ、事業創生に取り組んでおり、コア素材である色材とポリマーを基軸に高感度イメージング用近赤外蛍光プローブや体外診断薬用機能性ポリマーなどを展開している。特に、体外診断薬や研究用試薬に用いる合成ポリマーは、生物由来原料特有の課題である品質のばらつきが大幅に抑制できることや、抗原抗体反応の感度を向上できる効果などが認められ、市場での実績を積み重ねている。
この度の事業提携では、IBL社が保有する抗体、試薬キット、体外診断薬に関する技術と、artienceが有するポリマー素材および化学合成技術とを組み合わせ、抗体の品質や安定化を向上し、また生物由来たんぱく質を必要としない、より高精度で安定した体外診断薬や検査試薬を開発することで、独創的で高品質な製品を全世界に向けて提供することを目指す。
artienceグループは、色材やポリマー等の素材設計技術をライフサイエンスの分野に応用した素材やサービスの提供を通じて、疾病の早期発見から診断・治療分野にわたる課題の解決に貢献し、心豊かに暮らすことのできる社会の実現を目指していく。
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