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2025/9/2
【リサイクル】京阪ホールディングス・ホテル京阪・王子ホールディングス、ホテル京阪で使用されたミネラルウォーター用アルミ付き紙容器を トイレットペーパーに
京阪ホールディングス、ホテル京阪および王子ホールディングスは共同で、ホテル京阪の客室で使用されたアルミ付き紙容器をトイレットペーパーにリサイクルする。
ホテル京阪では、脱プラスチックの取り組みを進めており、客室内のミネラルウォーターを従来のPETボトルではなく、アルミ付き紙容器で提供している(一部店舗を除く)。容器使用後の取扱いについては、これまでは回収や輸送、再生製品化に係るオペレーションやコストに関しての課題があり、結果として、一般廃棄物として処理されていた。
これらの課題解消に向けて検討を進めてきた結果、今回、京阪ホールディングス、ホテル京阪、王子ホールディングスの3社は、ミネラルウォーター容器のマテリアルリサイクルを通じて、ホテル京阪にて再生製品を活用する仕組みを構築した。これにより、資源循環型社会の実現に向けたサーキュラーエコノミーの推進に貢献する。

リサイクルシステムの特徴
同リサイクルシステムは、ホテル現場での使用済み容器に関する業務オペレーションや導線への配慮を踏まえ、王子ホールディングスが回収、輸送から再生製品の製造・活用までを一貫して担う。回収に際しては、ホテル近隣の京阪グループのオフィスビルから排出される一定量の古紙を合積みすることにより効率化を図り、輸送コストを低減し、CO₂排出量の削減にも寄与する。
また、王子ホールディングスにとっても、関西地域でアルミ付き紙容器をトイレットペーパーへとリサイクルするのは今回が初の取り組みとなる。
廃棄物削減効果、CO₂削減効果
2025年8月中旬から本格的な回収を始め、大阪府内のホテル京阪5店舗において月間約1,920kg、年間約23トンの廃棄物削減が見込まれる。
また、年間で約27.6トンのCO₂排出削減効果が期待されるもので、環境負荷の低減に貢献する。
取り組み開始の背景-渋沢栄一翁の創業精神を受け継ぎ、新たな価値を創造
京阪ホールディングスと王子ホールディングスはいずれも、「日本資本主義の父」と呼ばれた渋沢栄一翁により設立された。渋沢翁が掲げた「道徳経済合一説」は、国ひいては人類全体の繁栄に対する責任としての「道徳」と、企業の利潤の追求である「経済」が事業において両立しなければならないというもので、この考えは時代を超えて現在も両社に受け継がれており、今回の共同取り組みにもその理念が反映されている。
京阪グループは、人々の暮らしの価値を高めると同時に社会課題解決に資する商品・サービス・事業を創出するという「BIOSTYLE」を経営・事業活動の軸に据え、社会的価値と経済的価値を両輪で創造する「BIOSTYLE経営」を推進している。王子ホールディングスは、長期ビジョン2035として「サステナビリティへの貢献」を掲げ、サーキュラーエコノミーの移行に取り組んでいる。想いを同じにする各社が協業することで課題を解決し、新たな価値創造に繋げた。



SDGsを実現するライフスタイルを提案する 京阪グループの「BIOSTYLE PROJECT」について
健康的で美しく、クオリティの高い生活を実現しながら、SDGsの達成にも貢献していく。京阪グループでは、そんな循環型社会に寄与するライフスタイルを「BIOSTYLE(ビオスタイル)」として展開し、お客さまに提案している。
規制や我慢だけから生まれる活動ではなく、“人にも地球にもいいものごとを、毎日の生活の中に、楽しく、無理なく、取り入れていくことができる明るい循環型社会の実現”に貢献するため、京阪グループにできうる様々な活動を推進していく。
「BIOSTYLE PROJECT」について
https://www.keihan.co.jp/corporate/sustainability/biostyle/

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