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2024/4/2
【リサイクル】日榮新化、ラベル台紙の水平リサイクル専用工場を開業
日榮新化は、ラベル台紙1)の資源循環型水平リサイクル事業2)(以下「資源循環プロジェクト」)の社会実装を目的に、「日榮新化㈱三重RP工場(三重県伊賀市)」を開所し、量産稼働を開始した。
■日榮新化㈱三重RP工場
所在地:三重県伊賀市治田2506-22
敷地面積:6,671.00㎡
建築面積:1,447.86㎡
開業時期:2024年4月2日
事業内容:使用済みラベル台紙の異物除去及びマテリアルリサイクル
■ 資源循環プロジェクトについて
●使用後のラベル台紙を資源に。「ラベル台紙の廃棄ゼロ」をミッションとして
商品にラベルを貼り付ける製造工程などで剥がされるラベル台紙の使用量は、国内の製造業全体で年間約13.9億㎡に上り3)、そのほとんどが資源として回収・再利用されることなく、廃棄・焼却されている。資源循環プロジェクトは、これらのラベル台紙を再生PET製フィルム(以下、「リサイクル専用台紙」)に置き換え、使用後に有価回収、マテリアルリサイクル4)を行うことで、同じリサイクル専用セパレーターに再生し、ラベル台紙の廃棄をゼロにする、環境に配慮した取り組み。
●「廃棄物削減量」と「CO2排出削減量」を定量化
同社では、取引先や資源循環プロジェクト参画事業者へ、「廃棄物削減量」と「CO2排出削減量」に関し、LCA(Life Cycle Assessment)を用いた自主基準で算出し、技術資料として無償提供するサービスを2022年7月より運用開始している。資源循環プロジェクトによるサーキュラーエコノミーの実現と同時に、環境価値を定量化し、各事業者における環境目標に少しでも貢献できるよう取り組んでいく。
● ヤマトボックスチャーター㈱が支える回収スキーム
同社は、ヤマトボックスチャーター㈱と「資源循環プロジェクト回収スキームの最適化に向けた共創ロジスティックスパートナーシップ協定」を締結している。これにより、「JITBOXチャーター便」のサービスを活用した「資源循環プロジェクト専用回収BOX」を国内全域から、事業者に負担を掛けることなく、合理的かつ安定的に回収するスキームを構築している。なお、「資源循環プロジェクト専用回収BOX」の設置および回収にかかる費用は同社が負担するので、回収に際し、事業者様の費用負担はない。
【参考】
1)ラベルの糊面を保護するための裏紙(剥離紙、セパレーター)。ラベルの糊と接着しないように樹脂素材のコーティングを施すため、一般的にリサイクルが困難な材料
2)使用済みの製品を原材料として、同一製品を製造するリサイクル
3)ラベル新聞社『日本のラベル市場2023』から集計(2021年度出荷量ベース)
4)廃プラスチック類の廃棄物を、破砕、溶解などの処理を行った後に、同様な用途の原材料として再生利用するリサイクル
▼資源循環プロジェクト公式Webサイト https://www.shigenjunkan.com/
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