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2024/2/1

【リサイクル液化炭酸ガス発泡のウレタンフォーム】アキレス、滋賀第二工場に新生産ライン増設

 アキレスは、環境負荷低減に配慮した軟質ポリウレタンフォームの新たな生産ラインを、滋賀第二工場に増設した。2024年1月16日に竣工式と試運転式を行い、2月上旬より段階的に製品の生産・販売を開始する。
 同社は産業資材から生活用品まで多様な用途に対応すべく、通気性・反発性・低帯電・難燃性などの機能・特長を付加した軟質ポリウレタンフォームを開発・販売している。近年、SDGsの実現へ向けた取り組みの進展に伴い、発泡剤に産業から排出される液化炭酸ガス等を再利用したリサイクル液化炭酸ガスを使用してCO2やVOC※の排出量削減を実現した「CRIIN FOAM®」(クリーンフォーム)などの環境対応フォームを開発し展開を図ってきた。
 今回増設した滋賀第二工場の新生産ラインは、同様のリサイクル液化炭酸ガス等を発泡剤に使用し、地球温暖化に配慮した生産システムを採用している。VOCについても、同ラインの稼働により、滋賀第二工場の軟質ポリウレタンフォーム生産に関わる使用量を削減することができる。

滋賀第二工場 ウレタン新発泡ライン増設棟


※VOC 揮発性有機化合物の総称。PRTR法(特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律)や大気汚染防止法で大気中への排出が規制され、ウレタンフォーム業界が自主規制物質として削減に取り組んでいる。

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