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2024/3/14

【リサイクルPET樹脂】サーキュラーペット、津山工場竣工。年間2万5千トンの大規模生産拠点

 サーキュラーペットは使用済みPETボトルを原料に、PETボトルの原料へ再資源化するサーキュラー型のビジネスモデルを実現することを目的として、同社津山工場(岡山県津山市くめ字団地50-77、面積49,971.45m2)を建設し、2024年3月14日、竣工式を執り行った。

 キャップやラベルがついたまま、もしくは飲み残しのあるようなPETボトルは、リサイクルが難しいとされてきた。サーキュラーペットは、このような低グレードの素材であっても、リサイクルPETを生産することができるのが特徴。生産能力は年間25,000トンで、本格稼働は今春中を予定している。
<サーキュラーペットの特徴>
●年間25,000トンの大規模生産能力
●リサイクルPET樹脂1トン当たり、約1.1トンのCO2削減する見込み
●低グレードの素材にも対応し、飲料向け素材を生産する技術
●ヴェオリア、三井物産、セブン&アイの三者強力タッグ
●地元津山市との連携
●JR西日本やJR九州など、環境課題を共有するサプライヤーとのパートナーシップを多数構築
 自治体や民間事業者によって回収し選別された使用済みPETボトルを原料として購入し、選別、破砕、洗浄、溶融、固相重合処理を行い、PETボトル等製造の原料に利用可能なリサイクルPET樹脂を製造および販売する事業を行う。
 サーキュラーペットは、ヴェオリア・ジャパン三井物産セブン&アイ・ホールディングスの3社合弁事業として2020年4月に設立された。

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