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2024/3/1

【リチウムイオン電池】3DC、寿命・性能を向上させる新たな導電助剤の出荷開始

 電池の進化を加速させる革新的カーボン新素材「グラフェンメソスポンジ(R)(GMS)」の開発・製造販売を行う3DCは、かねてから開発を進めていたリチウムイオン電池の導電助剤用GMSを完成させ、2024年2月に一部企業に向けて出荷を開始した。
 3DCは、リチウムイオン電池や次世代電池、キャパシタなど、さまざまなデバイスにGMSを使用すべく研究開発を進めている。今回はその中でも、 リチウムイオン電池の導電助剤として使用するGMSの出荷を開始した。

左:導電助剤用GMS、右:導電助剤用GMSを電極に添加した様子

 導電助剤とは、導電性を上げるためにリチウムイオン電池の電極に追加する素材。3DCが提供する導電助剤用GMSは、高い導電パスを効率的に形成する独自構造を採用。これにより、カーボンブラックやカーボンナノチューブといった従来の導電助剤よりも少ない添加量で、高電圧・ハイレートの正極や、高エネルギー密度が期待されるシリコン系負極の性能向上に貢献できる。

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コンバーティングプロダクツ&テクノロジー

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