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2025/4/10

【レジン含浸木材】バイオマスパワーテクノロジーズ、RP加工木材の本格利用開始

 バイオマスパワーテクノロジーズは、本来であれば市場価値の低いB~D材のスギ・ヒノキ材や広葉樹材(ナラ枯れ材など)を使用した新たな取り組みを始めた。

 同社はこれらの低質材を高付加価値化するため、RP加工※に注目し、RP加工の先進企業であるe2m(神奈川県藤沢市)と共同し、販路の拡大と経営の多角化を目指している。

(※)RP(レジンプロテクテッド)加工とは、木材に樹脂(レジン、resin)を含浸させて耐候性や強度などを高め、“多様な樹脂を木材と一体化させる”技術

加工前の丸太 三重県松阪市にて
製材後、RP加工前の木材
RP加工木材完成品

 RPL木材活用の第一歩として、2025年1月、同社の所有山林(松阪市)の材木をRP加工し、藤沢市某住宅にウッドデッキ(36㎡)を納品した。自然素材を生かしながらも耐久性に優れ、木目のデザインで温かみのある美しい仕上がりとなった。

 RP加工木材の強度は通常のスギ材フローリングの1.7倍であるため、机や椅子のほか、フローリング材にも使用できると期待されている。

木目が鮮やかで美しいウッドデッキとなった
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