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2026/3/24

【レーザースペクトラムアナライザ】島津製作所、 「SPG-V500(InGaAs type)」発売

 島津製作所は、2026年3月24日に光スペクトラムアナライザの新製品「レーザースペクトラムアナライザ SPG-V500(InGaAs type)」を日本国内で発売した。同製品は、高速でレーザーのスペクトル(波長ごとの光強度)を測定できる「SPG-V500」(2020年11月発売)の特長を引き継ぎながら、新たに光通信波長帯に対応した。2026年夏頃に中国、インド、EU地域でも発売予定。
 光スペクトラムアナライザは、光のスペクトルを測定する装置。近年、光通信において高速化・大容量化・低遅延化の要求が高まり、レーザー光源や光トランシーバーなどの光アクティブデバイス、光伝送装置の品質向上や、量産工程における検査時間の短縮が求められている。また、光計測分野においては自動運転に使用されるLiDAR※1などでアイセーフ波長(1.4μm以上の赤外線)が用いられつつあります。このようなレーザー光源の開発・評価から製造・検査で光スペクトラムアナライザの需要が広がっている。
 「レーザースペクトラムアナライザSPG-V500(InGaAs type)」は、光通信分野で使われる波長帯に対応し、レーザーのスペクトル解析※2に必要な波長分解能を有するポリクロメータ式の光スペクトラムアナライザ。スペクトルの高速測定が最大の特長であり、研究開発から製造まで様々な場面で効率化に貢献する。研究開発ではモードホップなどのスペクトル挙動可視化によりレーザー光源の性能向上に、製造ではリアルタイムで表示されるスペクトルを確認しながらの円滑な調整作業や、検査時間が課題となっていた全数検査を実現する。
※1 レーザー光の反射で障害物との距離や方向を測定する技術
※2 レーザー光のスペクトルを詳細に測定し、ピーク波長・強度などの特性を評価すること
 特長は次の通り。
1. 瞬間的なスペクトル挙動を捉える
 イメージセンサでスペクトルを一括取得することで、高速測定を実現し、スペクトルの挙動を可視化する。波長範囲:950~1700nmに対応しており、レーザー光源の品質向上を支援する。
2. 簡単な光入力と高い波長分解能を両立
 シングルモードファイバはもちろん、マルチモードファイバ使用でも、0.05nm以下の高い波長分解能で測定可能。ファイバを光源に向けるだけで測定できるため、精密な光学調整から解放され、測定にかかる時間を削減する。
3. スペクトル挙動を可視化する制御ソフトウエア
 スペクトルモニターに加え、スペクトルの経時変化を可視化する強度マップやトレンドグラフを備えている。様々な指標でスペクトル挙動を観察でき、レーザー光源の評価を支援する。また、高ダイナミックレンジ測定機能(オプション)を追加することで、最高60dBのサイドモード抑圧比を1秒以下で取得できる。

新制御ソフトウエア「SPG for Laser」画面



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