アーカイブ情報
2025/11/14
【中赤外線ヒータ】岩崎電気、「専用ハウジング」販売開始
岩崎電気は、高効率な非接触加熱を実現する「中赤外線ヒータ専用ハウジング」の販売を2025年11月より開始した。クリーンで熱効率に優れた同社の中赤外線ヒータの性能を最大限に引き出し、工場ラインへの組込みや加熱ユニットの構築を強力にサポートする。
近年、製造現場では、製品品質の向上、省エネルギー化、およびクリーンな加熱プロセスの実現が求められている。同社の中赤外線ヒータは、水、樹脂、塗料などに対して赤外線吸収波長域を多く含んだ光を放射するため、対象物を効率よく、非接触で加熱することができる。「中赤外線ヒータ専用ハウジング」は、この高性能な中赤外線ヒータを安全かつ安定的に使用するために開発された専用ハウジング。

岩崎電気「中赤外線ヒータ」の主な特長は次の通り。
(1)長波長照射が可能
中赤外線ヒータは、ピーク波長が2.6μmで、近赤外線を主に照射するハロゲンヒータよりも長波長側にピークをおいているため、水溶性塗料など水分を含んだ塗装の加熱・乾燥に適し、温度むらが少ない。
(2)長寿命
近赤外線ハロゲンヒータに比べ約3~4倍の長寿命。
(3)カスタム設計の対応
近赤外線ハロゲンヒータ同様、放射加熱式のため、クリーンな加熱が可能。
主な用途:塗装乾燥、インク乾燥、樹脂加熱
特性:
ピーク波長:2.6μm
立ち上がり時間:約1~2分
発熱体温度:800~950℃
寿命:20000~30000時間
※使用環境や色温度などにより、寿命特性が変わる。
※サークル形状やシングルバルブ形状などツインタイプ形状以外の形状でも中赤外線ヒータの設計が可能。
- カテゴリー
- コンバーティングプロダクツ&テクノロジー

