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2024/5/15
【二軸ターレット式スプライス装置用原反巻きほどけ防止シール】セロレーベル、Roll to Rollの確実なスプライシングでロス軽減に貢献する「スプライ スアシスト シール」発売
セロレーベルは、創業来長きにわたり培ってきたフィルムへのコーティング・粘着加工の製造技術の中で、加工ロス軽減を目的に自社で確立したシール状の副資材を製品名「スプライスアシストシールTM」として、5月中旬より新発売する。スプライスアシストシールTMは、Roll to Roll加工設備の二軸ターレット式スプライス装置において、原反の巻きほどけを防止するシール。原反の始端部に貼ることで巻きほどけを防ぎ、確実なスプライシングを約束する。
二軸ターレット式スプライス装置とは、Roll to Rollの加工設備において、原反の切り替えを自動で行う巻出装置。加工設備を停止させることなく、フィルムや紙などの原反を連続的に送り出すことのできる、近年のコンバーティング技術に無くてはならない装置。この装置では、使用中の原反が残りわずかになると、もう一軸に準備された原反がスプライスに備え、予備回転(空転)する。その際、原反の始端部が、重力や風圧により巻きほどけるため、これを防止する手段が必要。一方、スプライス時には、新しい原反の始端部が開き、スムーズに繰り出される必要がある。この2つの機能を併せ持たせた製品が、スプライスアシストシールTM。
同社がコンバーターを対象に実施した二軸ターレット式スプライス装置に関する調査では、原反の巻きほどけ防止対策は市販の粘着テープ等を活用した独自の方法で実施されている企業が多く、作業のバラツキや準備時間、スプライスの成功率、コンタミネーションなど、潜在的な課題が多くあることが分かった。
スプライスアシストシールTMは、原反の始端部に貼るというシンプルな操作だけで、スプライス時の巻きほどけ防止と、スムーズかつ高速で確実なスプライシングを実現できる製品。また、自動スプライスの高い成功率は停止時間の削減、加工ロスの低減に貢献する。
■製品仕様
■スプライスアシストシールTMの特長
・確実なスプライシングでロスを軽減
・異物として混入しにくい製品設計
・準備時間の短縮と作業の標準化が図れる
■使用方法
1.原反を繰り出し軸にチャッキングし、市販のスプライス用両面テープを、原反始端部に貼り付ける。このとき、原反始端部と、両面テープのエッジ部をできるだけ合わせる。
2.次にスプライスアシストシールTMを離型フィルムから剥がし、原反の始端部に貼り付ける。
3.原反の両端とその間に、300mm程度の等間隔に貼り付ける。これでのスプライスの準備は完了。
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